ハイブリッド車は従来型の補機バッテリーが使えるため、アイドリングストップ車用のバッテリーはいずれ必要なくなる
ハイブリッド車(この場合はストロングハイブリッド)は、基本的には駆動用バッテリーで駆動用モーターを回してスタートするため、ガソリン車のように発進のたびにエンジンを再始動することはなく、エンジンの動力や発電が必要となったときにエンジンを再始動させるので補機バッテリーにかかる負荷は格段に少ない。そのため、アイドリングストップをしても従来の補機バッテリーで十分であり、どのメーカーのハイブリッド車も、概ね従来の補機バッテリーを搭載しているようだ。
日産は、ノート/ノートオーラ、キックス、エクストレイルなどの主力車種をe-POWER専用車とする戦略をとっている。トヨタやホンダも、ガソリン車を残してはいるが、販売の大半はハイブリッド車だ。コスト命だった軽自動車も今後は電動化が一気に進むはずで、本稿でとりあげた純ガソリン車向けのアイドリングストップ機構はいずれ役目を終えていくため、各自動車メーカーとしてもそれほど注力していない、というのが現状なのだろう。

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コメント
コメントの使い方私の車スズキアルトは10年ほど乗っています。常にアイドリングストップを使っています。バッテリー交換は「3~4年に1度」です。この記事のように「18か月または24か月」と短くないです。またエンジンとか不具合故障は全くないです。
ホンダ車は、アイドリングストップ機能のキャンセルスイッチ(ボタン)すら装備されていないので、市販の「キャンセラー」を付けるしか手段がないが、割と簡単につけられます。
アイドリングストップ装備の車のバッテリーは高価だし、ゴーストップが多い走行をしていると2年も経たないうちにダメになるから『財布には厳しい』
やはりトヨタはお客様のこと、限りある資源のことをきちんと考えてくださっている。これぞ正しいSDGsではないか。
考えてないから頭一つ出たセールスポイントとして見せかけだけでアイスト付けたんだろ。
最近になってネガ情報がユーザーに広まってきて、セールスポイントにならないから廃止しただけの話。
ホンダのフィットも、昨年のマイナーチェンジでアイドリングストップが廃止になりましたね。