近年はハイパワー化が進んでおり、GT-R NISMOはなんと600馬力を誇る。そかし正直600馬力は別世界のお話。そこで、より現実的な数値となる「400馬力倶楽部」にみなさまをお誘いしよう。
※本稿は2023年9月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年10月10日号
■国産車のハイパワーモデルは400馬力台が豊富
600馬力級となると、現在国産車ではGT-R NISMOが唯一の存在で、他はすべて輸入車勢。
500psオーバーも国産車では570psを発揮するGT-R標準仕様が唯一の存在で、独自のハイブリッドシステムを採用するNSXがシステム出力581ps、最終型のタイプSでは610psにパワーアップしていたが、すでに生産を終了してしまった。
国産車のハイパワーモデルというと400馬力台だ。言うまでもないが充分すぎるパワーで、まったく不満はない。600馬力倶楽部が2000万円オーバー、3000万円級も当たり前の世界なので、400馬力倶楽部は、まだ「現実的」に見えてくる。
■400馬力台は車種も多様に
レクサスのV8、5L・NAエンジンは仕様にもよるがRC FやIS500に搭載されるものは481psを発揮。惜しくも500psに届いていないが、大排気量NAならではの回転の上昇とともにグイグイ湧きあがるトルクは魅力的。
この大排気量V8のようなエンジンは、今後の電動化時代に姿を消していくことになるから、貴重な存在だ。
日産はフェアレディZとスカイラインにNISMOモデルを投入。V6、3Lツインターボは標準仕様の405psから420psにパワーアップされるとともに、シャシーもハイパフォーマンス仕様だ。
一方でランクル300やレクサスLX600のような大型クロカンSUVは、巨大で重量級の車体を余裕をもって走らせるためにオーバー400馬力エンジンを搭載する。センチュリーはV8、5Lハイブリッドでシステム出力431psを発揮している。
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