■最近はウイングなしでダウンフォース発生させるのがトレンドに
クルマは高速で走行すればするほど、リフトフォース、つまり揚力が働く。ハンドルを取られやすくなったり、左右にクルマが流れやすくなったりするのはこのためだ。そこで、大型リアウイングが装着されることになる。
リフトフォースとは逆の作用を生むダウンフォース、空気の流れから生じた車体を地面に押し付ける力を生ませるために大型リアウイングが採用されていた。ところが、ここ最近のトレンドはボディ形状や床下を工夫させることでリフトフォースを抑えるようになってきた。
あのデカッパネがなくても事実上、同等のダウンフォースが得られるのであれば後方視界に大きな影響を及ぼす大型リアウイングが少数派になっていくのは至極当然のことだろう。
ただ、公道を走行する速度域での大型リアウイング装着による効果は厳密にはあるということのようだ。しかし、実際に走ってみてそれをドライバーが体感できるものなのかというと、また違うらしく、限界速度域にならないとダウンフォースの差はなかなか感じられないらしい。
確かにR35GT-Rのような最高速度300km/hを超えるようなクルマでもリアスポイラーは小ぶりだ。ひと目で「スポーツモデルでござい!」とわかる大型リアウイングが下火になってきてしまっているのは、何となく寂しい気もするのだが……。
【画像ギャラリー】WRX S4は改良で大型リアウイングが復活したが……果たして市販車に意味はあるのか?(10枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方時速40kmくらいでもリアスポの効果はありますよ
トランクに乗っけただけのじゃ意味ないけどね
エアロが無意味とか恥ずかしいとかやたら気にするのってミニバン乗りに多そう。ソースはワイの親戚連中。
物凄く効果があるからこそ、純正で開発費かけたベストバランスを装着するんですよね。
後付けでも影響が大きく出てしまうパーツ。非常にバランスが崩れやすい。かといって部品メーカーは一車種ごとに風洞実験できる資本はない。
最近はスポイラーが主流ですが、ウイングと比べて効果が小さいからこそ、社外品でも気軽に導入できます。一方で走り込むなら角度調整付ウイングは必須です。
車種にもよるのではないでしょうか。
その昔アウディTTの事故が多発し、
純正リアウイングが追加された……というのは有名な話。
ああ…アウトバーンでひっくり返ってドライバーが亡くなったっていう…
やっぱり外車はそういうのが怖いですね。安全性をとるなら日本車一択
あっちはスピード出すから必要になるんだろう。