■一度体験したらやめられない? 走りも楽しいホンダ・フィットのe:HEV
2020年2月にフルモデルチェンジが行われた現行フィット。
フィットにハイブリッドモデルが登場したのは2010年8月に行われた2代目モデルのマイナーチェンジ時だったが、当時は1.3リッター i-VTECエンジンに軽量コンパクトなIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせたハイブリッドシステムが採用されていた。
いっぽう、現行モデルで採用したハイブリッドシステムは、ホンダの新たなテクノロジーを数多く採用することによって圧倒的な低燃費と新たな走りの楽しさを実現した“e:HEV”。
低速から高速までの全域でモーターで駆動し、高速クルージング時ではエンジンのみで駆動を行うe:HEVは高い環境性能を実現するだけでなく、エンジンだけのシステムだけでは成し得なかった高出力モーターによる軽快な加速やレスポンスといったe:HEVならではの走りの楽しさも実現しているのだ。
そんなフィットのe:HEVは2022年10月に行われたマイナーチェンジでモーターの最高出力を向上。
低速域でアクセルを踏み込んだ瞬間から電気自動車のように力強くスムーズに走り出し、気持ち良く伸びる加速感を提供するべく、モーター最高出力が従来モデルから10kW(14ps)プラスとなる90kW(123ps)へと進化を果たしている。
では、その燃費はといえば……数多あるe:HEV搭載モデルのうち、最も低価格(車両本体価格203万8300円)で販売されている“e:HEV BASIC”(FF)で30.2km/L(WLTCモード燃費)と抜群!
加えて、進化した安全運転支援システムであるHonda SENSINGも全タイプに標準装備されており、ファーストカーとしても必要十分なパッケージといえる。
■SUVが欲しけりゃコスパ抜群のトヨタ・ヤリス クロスが賢い選択
史上空前のアウトドアブームも追い風となり、各メーカーがこぞってリリースしているSUVだが、ここで推したいSUVはヤリス クロスのハイブリッドモデル(車両本体価格228万4000円~293万6000円)だ。
ヤリスシリーズの“軽快な走り”、“先進の安全・安心技術”、“低燃費”を受け継ぎつつ、これからの時代に求められるコンパクトSUVの新たな価値を追求するべく開発されたヤリス クロス。
ヤリスがもつ凝縮感に加えて、SUVならではの力強さや存在感を表現した洗練されたプロポーションやユーティリティ性にこだわり抜いた室内空間とゆとりあふれる荷室空間はコンパクトSUVであることを忘れさせるほどだ。
もちろん、今回のお題である“ハイブリッド”に関しても30.8km/L(Xグレードの2WDモデル)というクラス世界トップレベルの燃費性能を実現した1.5リッターのハイブリッドシステムを採用。
走行性能においてもいっさいの手抜きがなく、システム出力とアクセル操作に対するレスポンスの向上を実現したことでいつまでも走っていたいと感じるほどの爽快な走りを実現するとともに、サスペンションの一新によって軽快なハンドリングと上質な乗り心地も両立している。
また、4WDモデルには雪道などで安心な走りを約束するE-Four(電気式4WDシステム)をトヨタのコンパクトSUVで初設定するなど機能も充実。
2022年7月の一部改良では走りを追求したGR SPORTを新たに設定、専用の剛性アップパーツやサスペンションに加え、電動パワーステアリング制御やパワートレーン制御にも改良を加えることで“GR”の走り味を実現している。
それでいて、GR SPORTのハイブリッド車はバーゲンプライスともいえる車両本体価格275万円なのだから人気が出るのもナットク!
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