ヘッドライトの検査がハイビームからロービームに変更! なぜ「黄ばみ」で車検に落ちるのか?

■車検に落ちるヘッドライトとは?

ポリカーボネート樹脂素材が使われているヘッドライトは紫外線により黄ばみや曇りが発生しやすい。黄ばみにより光量が出なくなり、カットラインやエルボー点も確認できないので車検に通らなくなる。出典:独立行政法人自動車技術総合機構
ポリカーボネート樹脂素材が使われているヘッドライトは紫外線により黄ばみや曇りが発生しやすい。黄ばみにより光量が出なくなり、カットラインやエルボー点も確認できないので車検に通らなくなる。出典:独立行政法人自動車技術総合機構

 ロービームに変わったことにより、ヘッドライトが原因で車検に落ちるクルマがハイビーム時代よりも増えていくことが予想される。

 国土交通省近畿運輸局によれば、光軸の検査がハイビームからロービームに変わったことにより、平成10年9月以降に生産された車両は、レンズ面の劣化や内部リフレクターの劣化やヘッドライトの黄ばみ、曇りのほか、不適切なバルブに交換した場合など、車検に通らないケースが多いという。

不適切なバルブを付けないように注意。出典::独立行政法人自動車技術総合機構
不適切なバルブを付けないように注意。出典::独立行政法人自動車技術総合機構

 こうしたことを受け、近畿運輸局ではロービームの光度および連射光線の向きの基準に適合するよう、受検する前に適切に整備、調整するように注意喚起している。

 また東京運輸支局に近い民間のテスター屋さんに聞いてみたが、ロービームの計測によって、車歴が10年以上経った古いクルマは、ヘッドライトの黄ばみが原因で光度が不足して検査に落ちるケースが増えているとのこと。

 もし愛車のヘッドライトの黄ばみや曇りで暗いと感じたら、車検に落ちないよう、カー用品店で販売されているヘッドライトの黄ばみ落し(1500円ほど)でキレイにしておくことをおススメする。

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