■幅広い世代からそれぞれのスカイライン愛が寄せられた
スカイラインの歴史を辿っていったら、それこそ分厚い別冊が何冊もできちゃうので割愛するが、13代、66年にもわたる長い歴史があるクルマだけに、ファン層は幅広く、当然寄せられる意見もさまざまだ。
今回、読者アンケートを実施したところ、200名を超える方が回答を寄せてくださった。皆さん、熱い熱い!
ほぼすべてが男性だったのだが、1名女性からの回答があった。50歳代の方で、「クルマについては詳しくありませんが、大切な人との思い出のクルマです。SKYLINEの後ろ姿がたまらなく好きです!」。感動的なお話です。ありがとうございます。
回答者のボリュームゾーンは50歳代で80名。続いて30歳代が44名、40歳代が32名となるのだが、18歳未満の方が12名、18~24歳の方が16名回答を寄せてくれたのが印象的だった。そのなかの1名は「どんなカタチになってもスカイラインの名前は残してほしい」との声を寄せてくれた。
このほかにも「昔の栄光を大切にすることも大事だが、伝統を引き継ぎつつもその時代のスカイラインの個性を出してほしい」(20歳代男性)や、「いい意味で我らの先を走っていくスカイラインであってほしい。e-POWERの4ドアセダンがいい」(40歳代男性)などの声が。
さらに、「スカイラインのコンセプトは大人4人がゆったりとロングツーリングでき、スポーツカーなみの性能を持ったセダン。V35以降のスカイラインは、本来のコンセプトに立ち返った」(50歳代男性)などの声もある。
もちろん、直6を搭載するスポーツクーペを望む声もある一方、最先端のe-POWERやBEV化こそがスカイラン本来の在り方にふさわしい、という声も多かった。
果たしてスカイラインというネーミングがこの先どうなっていくのか? 同じように長い歴史を持つトヨタのクラウンは、生き残るために大胆な生まれ変わりをはかった。
形式的な伝統の呪縛から解放され、ある意味、究極の原点回帰をはかってこそ、スカイラインは将来に生きながらえることができるのだろう。
■「あなたにとってのスカイライン」200人アンケート!
●スカイラインと言って思い浮かぶのは何代目?
圧倒的多数派を占めたのが8代目R32型。18歳未満から50歳代まで、幅広い世代がR32型を挙げた。ところが18歳未満の1名がC10型を挙げる一方、50歳代の1名は最新のV37型を挙げてくれた。R34型も幅広い世代から挙がった。
●あなたが好きなスカイラインは何代目?
多少ばらけるものの、やっぱりイチバンはR32型。V36やV37といった新世代のスカイラインを挙げる人も多く、先の質問ではR32型を挙げながらも、「好き」となるとV37を挙げるという方も複数いらっしゃったのが印象的。
●今後のスカイラインにふさわしい車型は?
ミニバンを挙げる方はいなかったが、SUVという意見は4名あった。多数派は4ドアセダンで、やはり13代のスカイラインで常に中核として存在していた4ドアセダンこそがスカイラインの基本形と思われている方が多いということだ。
●今後のスカイラインにふさわしいパワーユニットは?
やはりスカイラインと言えば「GT」の直列6気筒、という声も多かったが、一方でカーボンニュートラル時代を生き抜くためにもe-POWERやBEVといった電動化は必須だという声も多かった。実際、日産は電動化に向かって進んでおり、現実的な解はそこにあろう。
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