ブレーキが0.5秒早く踏めるように……臨床試験で実証!! シャープのプラズマクラスター技術が安全運転に役立つってマジ!?

■検証2:長距離運転でも安定!!

ステアリングエントロピー法は、運転者の操舵の滑らかさを時系列舵角データを用いて数値化する手法
ステアリングエントロピー法は、運転者の操舵の滑らかさを時系列舵角データを用いて数値化する手法

 検証1と同じ試験時間内に行われた、障害物を避ける際のハンドル操作の滑らかさを評価する手法(ステアリングエントロピー法)では、長い区間を運転した際に予想される軌道(理想的な軌道)と、実際の軌道の差が、プラズマクラスターありのほうが小さくなることが実証された。

■検証3:自動運転中の眠気は?

カメラで運転中の顔表情を撮影。顔表情判定の訓練を受けた評定者が5秒おきに眠気・居眠りレベルを判定
カメラで運転中の顔表情を撮影。顔表情判定の訓練を受けた評定者が5秒おきに眠気・居眠りレベルを判定

 自動運転時には、手動時と比較してやることがなく、眠気を感じやすくなる。

 そんな眠気を抑えることができるのかテストを行ったが、顔表情評定者2名による眠気評価(顔表情を5段階の眠気レベルで評価)をしたところ、送風のみ時の約2.4に対して、約1.8まで低下することが確認された。

■検証4:もしもの時も集中力を維持!!

前方に障害物が現れた際、手動運転に切り替わる設定で実施。ハンドル操作の角度で運転の滑らかさを評価
前方に障害物が現れた際、手動運転に切り替わる設定で実施。ハンドル操作の角度で運転の滑らかさを評価

 自動運転システムでは対応できず、ヒトが運転しなければならない状態(手動運転)をテイクオーバーという。

 このテイクオーバーが不意に発生した際のハンドル操作の滑らかを検証した試験だが、プラズマクラスターありのほうが、送風のみの状態と比較して、ハンドルを回す角度の変化が小さく、滑らかに操作されているという結果になった。

【画像ギャラリー】プラズマクラスターが運転能力向上に効果アリ!? 画像をチェック!!(6枚)画像ギャラリー

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