新世代クラウン第1弾として登場したクラウンクロスオーバー。発表当初こそ新しいクラウンのカタチに戸惑う人が多かったものの、クロスオーバーという新鮮さで、新しい購買層も生み出している。発売から間もなく1年半が経過する今、クラウンクロスオーバー購入の勘所を確認しておこう。
文/佐々木 亘、写真/トヨタ
【画像ギャラリー】Xグレードでカスタムもアリじゃね……クラウンクロスオーバーのグレード選びをチェック!!!(19枚)画像ギャラリー■あなたが欲しいのは普通のクラウン?上質なクラウン?
クロスオーバーの特徴は、多彩なグレード展開にある。クラウンスポーツはモノグレード、クラウンセダンも燃料電池かハイブリッドを選ぶだけなのに、クロスオーバーには合計7つものグレードが用意された。
最廉価がXの435万円、最上級はRS Advancedの640万円とその差は200万円を超える。これだけの幅を持たせたグレード展開だからこそ、その選び方は慎重に行って欲しい。
これまで通り過不足の無いクラウンを選ぶなら、Gのレザーパッケージが良いだろう。540万円の車両本体価格で、クラウンに必要なものはほとんどついてくる。
さらに上質なクラウンを求めるならGとRSに設定されているAdvancedへ目を向けたい。イージークローザーやパワートランクリッドといった、クラウンらしいおもてなしの装備がついてくるのが特徴だ。
ここにこだわるなら、2.4Lターボハイブリッドを選択してRS Advancedを選ぶ方が、購入後の満足度は高くなるだろう。
■個性的なクラウンに仕上げるならXグレード一択だ!
クロスオーバーという新しい風を吹き込ませたクラウンだからこそ、これまでのクラウンにとらわれないクルマに仕上げていくのもいい。
そこでおすすめしたいのは、ベースグレードのXだ。
435万円という魅力的なお値段だが、さらにアルミホイールを18インチに下げるレスオプションを選択し、2万7500円の値下げをしよう。
このXグレードは、カスタマイズの自由度が高い。クラウン唯一のディスプレイオーディオレスとなり、自分の好きな社外オーディオを装着可能だ。
インチダウンした18インチホイールにオールテレーンタイヤを装着し、オフロード色を強めたクラウンを作り上げるのも面白い。
これまでのクラウンは、トヨタが完成させたものをユーザーが使う流れだったが、クロスオーバーに関しては、ユーザーがクラウンのカタチを考える隙間を残してくれているように思う。
特別なクラウンを、あなただけの特別に。ベースグレードながら、無限の可能性を秘めた存在のXグレードが、クラウンクロスオーバーの大注目グレードだ。
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