いやー困りました。編集担当の愛車初代アウトランダーPHEVの右前のタイヤ1本だけまさかのパンク……。本来の交換時期はもうちょい先、だからこそ迷うってな人も多いハズ。そこでプロはどう判断するのか!? いやはや突然の出費デカいんだよな……。
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部 ※画像はイメージです
【画像ギャラリー】ランクルもトライトンも!! でも今や超貴重!! スペアタイヤが最初っから付いているクルマたち(5枚)画像ギャラリー■まずはパンク修理を!! ダメなら交換……
クルマと路面を繋ぐ唯一の手段となっているタイヤ。そのタイヤはゴムでできているため、走行しているうちに徐々に摩耗していき、いつしか交換のタイミングがやってくる。
近年のクルマは大径のホイールを純正で装着している車種も増えてきており、プレミアムタイヤで4本揃えようとしたら10~20万円台の出費となることも珍しくない。
そのため、タイヤの交換タイミングを逆算して予算を確保しているという人もいることだろう。
そんなユーザーの思惑とは無関係に、タイヤ交換が必須となる事象がある。それが「タイヤのパンク」である。
路面に落ちているものの影響であったり、サイドウォールを縁石などに引っかけてしまったりと、その要因はさまざま。
しかもパンク修理で対応できない場合は交換するしかなくなってしまう。このとき、パンクしてしまったタイヤだけの交換でもいいのだろうか?
■全輪交換の出費は痛すぎる!! でもオススメは4本イッキに
1本だけタイヤがパンクしてしまい、交換が必要となってしまった場合、1本だけ交換でいいのか? 4本全部交換した方がいいのか? と聞かれればもちろん「全部交換したほうがいい」ということになる。
とはいえ前述したように急にタイヤ4本を交換するとなると出費もかなりのものになる。
そのため、できれば出費を抑えたいというのが正直なところ。では1本だけの交換は本当にNGなのだろうか?
例えば、パンクしたのがタイヤ交換した直後で、残りの3本は新品同様というケースでは1本だけの交換でも全く問題ないと言える。
また2WD車の場合は前輪か後輪、パンクした側のタイヤを2本交換しておけば問題が出ることも少ないだろう。
というのも最近のクルマのほとんどには横滑り防止機能やトラクションコントロールが備わっており、駆動輪の左右のタイヤ外径がズレてしまうとこれらの機能が誤作動を起こす可能性があるからだ。
一方、4WD車の場合は前後がデファレンシャルギアでつながっているものに関しては、4輪の外径差が許容範囲を超えると前述の安全装備の誤作動も。
それだけでなく、デファレンシャルギアに負担がかかり、最悪故障に繋がるケースもあるため、4本同時交換が推奨されている。
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