円安によって米国から見れば安く感じることも影響した
初代NSXタイプRが業者向けの中古車オークションに登場した事例は、2023年6月~11月の半年間で、上記の5600万の事例を含めて4件。その相場は3600~5600万円であった。R34スカイラインGT-R も最上級のMスペックNurが3400~5200万円で落札されている。これには円安の影響で、(米国からみれば)安く感じるため、ということも少なからず関係しているのだろう。
こうした状況が続けば、この手の希少な国産90年代スポーツカーは、今後さらにますます手に入りにくくなり、いずれは国内よりも、海外で日本の90年代スポーツカーを見かけるほうが多くなっていくかもしれない。日本のクルマが海外で人気となっていることは嬉しいことではあるが、複雑な心境だ。
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