2022年10月マイナーチェンジで「RS」が追加されたホンダ フィット。ホンダ伝統のレーシンググレード「RS」の追加は歓びを持って迎えられたが、翌2023年にはマイナーチェンジを実施せず値上げを敢行。この手法はアリなのか!?
※本稿は2023年12月のものです
文/渡辺陽一郎、写真/HONDA
初出:『ベストカー』2024年1月10日号
■グレード体系が変わる改良を実施し、今年は価格がアップ
2022年10月のマイナーチェンジでは、ネスを廃止して、スポーティなRSを追加した。
またNAエンジンは、従来の直列4気筒1.3Lから1.5Lに拡大され、e:HEVもパワーアップを行った。装備についても渋滞時の運転支援機能、急アクセル抑制機能が加わるなど、安全面を中心に充実させている。
そしてフィットは、2023年にも原材料費の高騰などに対応して値上げした。この時は改良を実施せず、7月27日から新価格で販売している。
2022年10月以前のフィットの価格は、NAエンジンを搭載した主力グレードのホームが176万7700円だったが、2023年の値上げ以降の価格は186万3400円だ。
ハイブリッドのe:HEVホームも同様に211万7500円から221万9800円になり、両グレードとも約10万円値上げされた。
●2022年10月改良の主な変更点
・スポーティなRSグレードを新設定(ネスグレード廃止)
・e:HEVのモーターパワーを123psへ向上(プラス14ps)
・ガソリン車は1.3Lから1.5Lエンジンへ変更
・マイチェン充実度:★★☆☆☆
・価格:162万4700~271万8100円
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