新型が出るたび注文殺到のランクルファミリーに新たなモデル「ランドクルーザーFJ」が加わる。ランクル250よりも小さなサイズの「ランクルミニ」といった雰囲気で、日本の道路にはよりジャストなサイズ感となりそうだ。
※本稿は2023年12月のものです
文/ベストカー編集部、写真/TOYOTA
初出:『ベストカー』2024年1月26日号
■ミッドサイズのランクルはモノコックかフレームか?
新型車が登場するたびに大幅な納期遅延が発生するほど注文が殺到している人気のランクルシリーズに、またニューモデルが加わることになる。その新型とはランクル250よりも小さなサイズの「ランクルミニ」で、名称はトヨタが2023年11月に商標登録した「ランドクルーザーFJ」になりそうだ。
そのボディサイズは、カローラクロス(全長4490×全幅1825×全高1620mm)に近いものになるが、全高はもっと高く1850mm前後となりそう。最新のランクル300や250は全長5m近い巨体なため、ランクルFJは日本の道にジャストフィットなミドルサイズになる。
搭載するパワーユニットは、純ガソリンエンジンとハイブリッドになるとの情報。搭載機種などの詳細情報まではないのだが、現状で考えられるのはRAV4と同じ2L・NAと2.5Lハイブリッドの組み合わせ。車体の重量や悪路での動力性能を考えると2L以上が必要だろう。
■小さくても基本構成はランクルそのもの
また、最近トヨタがラインナップを増やしているターボハイブリッドの可能性もある。その場合、1.5Lクラスのターボハイブリッドを投入してくるかもしれない。
プラットフォームはランクルを名乗る以上、タフなフレーム構造を採用するのは間違いないところ。レイアウトもエンジン縦置きの後輪駆動をベースとする副変速機付きの4WDで、基本構成はランドクルーザーそのもの。
小さくても本格クロカンの血統を受け継ぐ一台。このランクルFJも人気が殺到するのは間違いなさそうだ。
●ランドクルーザーFJ 予想スペック
・全長:4600mm
・全幅:1825mm
・全高:1840mm
・ホイールベース:2500mm
・車両重量:1700kg
・エンジン:直4DOHC、2.5Lハイブリッド
・最高出力/最大トルク:178ps/22.5kgm
・モーター最高出力(F/R):120ps/54ps
・トランスミッション:電気式無段変速機
・予想価格:390万~460万円
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