なんだか「ホイール」が汚い……放っといても大丈夫!? いやダメでしょ!!

■美しさを保つには、ホイール洗浄+コーティングが効果的!

いつもホイールが汚い!! 放っといても大丈夫!? いやダメでしょ
ガシガシと削り取りたくなるが、小キズが付いてその中に汚れが入り込み、汚れが固着しやすくなるため絶対にやっちゃダメ!

 ホイールをきれいにするには汚れのメイン成分である鉄分を除去する必要がある。

 まずはホイール全体に水をかけてホイール表面に浮いているホコリや汚れを流してから、泡立てたカーシャンプーを柔らかいスポンジや専用ブラシなどに付けてホイール全体を洗浄する。

 ツヤありの塗装された黒いホイールは、硬いブラシなどでゴシゴシ擦ると細かなブラシ痕が残って意外と目立つようになる場合があるので、優しくなで回すように洗浄。

 あらかた汚れを洗浄すればこれだけでもきれいになったように見えるが、「鉄粉」はまだ残ったまま。シルバーのホイールが見やすいが、表面に小さな黒い点々が見える。これが鉄粉だ。よって、ここからは鉄粉の除去を行う。

 鉄分がメインの鉄粉の除去には、市販されている鉄分に反応する鉄粉除去剤の入ったクリーナーを使う。鉄粉除去には「チオグリコール酸アンモニウム」という還元剤が入った鉄粉除去剤が有効。

 赤サビと反応して紫色に変色するので、洗浄時に「落ちているかどうか」の目安になる。特にシルバーのホイールでは紫色が確認しやすいだろう。

 還元剤によって赤サビは還元されて水溶性となるので水をかけて落としやすく、アルカリ性や酸性ではなく中性のため、ほかの有機溶剤と比べて安全に使えるのもいい。

■ホイールがきれいになったらタイヤも!

 ホイールがピカピカになったら、次は薄汚れたタイヤもきれいにしたいもの。

 タイヤ洗浄には水の使用が最も劣化への影響が少ないが、洗剤を使うなら中性洗剤を使い、洗ったらただちに流水で洗剤成分をしっかり落とすこと。

■タイヤワックスはどうする?

 タイヤワックスに関しては「油性はダメ、水性がいい」「いや、水だけのほうが……」といろいろ言われている。それでも、水だけの洗浄では「なんかきれいになった感がない」と思うのは筆者だけではないはずだ。

 しかし、タイヤメーカーが市販しているタイヤワックスもあるので、心配な人はこのようなものを使用するといいだろう。

■コーティングすると汚れが付きにくく、落としやすくなる

 鉄粉除去したホイールは洗浄前と比べるとピカピカになるが、さらにコーティングしておくとブレーキパッドやブレーキシューの粉状の汚れ程度なら流水で落ちるようになる。次回の洗車時の手間が省けるのでお薦めだ。

 今回はホイールの汚れについて話した。ホイール+タイヤの汚れは、「おしゃれな服を着ているのに足元が……」な残念な感じがするのも事実。「いままで足元にあまり気を遣っていなかった」という人は、ぜひボディ洗車のついでに足元のケアを。

 ただし、ホイールやタイヤの洗浄&コーティングなどを行う際は、使用する洗剤やコーディング剤の「使用上の注意」をよく読んでから行ってほしい。

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