土曜の午後に流れるラジオ番組、TOKYO FMの「スナックラジオ」で世のおじさまのハートを鷲掴みにしている美人画家BABI(バビ)さん。
歯に衣を着せぬ奔放な発言、リリー・フランキーさんとの軽妙な掛け合いがリスナーからの支持を得て、大反響の人気番組となっている。
そんな彼女の愛車は、アメリカでは「荒野のヒーロー」と謳われる大型四駆のフルサイズピックアップ、フォード F150だ!
文:老川義博、ベストカーWEB編集部/写真:山上徳幸
■男は『クルマに乗っている=カッコイイ』と思っていました
土曜の行楽帰りや買い物の車内などでラジオを聴くドライバーも多いのではなかろうか。
16時から放送されるTOKYO FMの人気番組「スナック ラジオ」でリリー・フランキーさんのアシスタントを務めるBABIさんが、ご自慢の愛車を紹介してくれた。
お父さんが大のクルマ好きで、子どもの頃からクルマが出てくる映画やドラマを一緒に観ていたという。
「男は『クルマに乗っている=カッコイイ』と思っていました。幼稚園の頃から父がテスタロッサに乗っていて、エンジン音も凄いし、人が見るので、うちの父はイケてるんだと気付いたんです。私も大人になったら絶対スポーツカーに乗ろうと思いました」
■北陸、石川県まで免許合宿に行くも……?
運転免許の取得が可能になる18歳を海外で過ごしたため、タイミングを逸してしまい、帰国してからも「彼氏がカッコイイクルマに乗っていればイイ」と思っていたという。
「でも、最近はクルマ好きの男が少なくて、自分で取るしかないと思ったんです」
28歳で意を決し、コロナ禍ということで、石川県の合宿教習所へ行くことに。
「友達ができるかと思ったら、みんな18歳くらいで10歳も年下。食堂でもポツンとひとりで辛かったです。仮免の学科試験に何回も落ちて、さみしくて脱走しちゃって(笑)。東京の教習所で引き継ぐことになったんです。でも、通うのが面倒になって……。期限が残り2週間になって猛勉強して、鮫洲試験場では一発で合格しました」
教習所初日から、一年半近くかかってしまった。
「もっと簡単だと思っていたので、実は先にこのF150を買っていたんです。無駄に駐車場代を払ってました。取ったその日に友達と横浜に行きました」
■憧れのピックアップが目の前に現われた
F150はもともと知人のクルマで、あまりのカッコよさに懇願して、譲ってもらったという。
「アメリカに行った時はトラックだらけでビックリしました。日本ではこういう感じの大きなピックアップトラックは見かけなかったので。バハカリフォルニアのレースを見たりして、あんなクルマに乗りたいなと思ったんです。そしたら、目の前に現われたんです」
■ここまでのカスタムは日本に一台かも
前のオーナーがアメリカ伝統のオフロードレース「ミント400」に刺激され、公道でも乗れるようレース車両に近いプレランナーに仕上げたという。
「最初のクルマなので、お父さんにこれを買いたいって相談したら、『ワンダフル!』って言われました。時代は利便性を求めているのに、コレはすべて無視して逆を行ってるのがイイんです。クルマって、オジさんにとっての手がかかるキャバクラ嬢みたいで、どんどんかわいくなっちゃう♡」
■BABI Profile
高校1年の途中で渡米。ロサンゼルスで語学学校へ通い、その後、フランス・パリの高校へ留学。20歳で帰国。画家を志す。リリー・フランキーを紹介され、京都で金屛風に「おでんくん」を描くアシスタントとなり、それを機にラジオ出演することに。画家として個展を開くかたわら、写真撮影、トークショー、メディア出演など多方面で精力的に活動している。
また、YouTubeチャンネル「BABIばび」を新たに開設し、ユーチューバーしても活動中。3月2日(土)、梅田Lateralにてトークショー『BABIの大阪旅行 vol.2』を開催予定。
■出身地:東京都渋谷区
■生年月日:1991年9月13日(32歳)
■身長:157cm
■血液型:O型
■愛車経歴:フォード F150(2011年型)
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