2024年2月2~5日にかけて開催された日本最大級のキャンピングカーの祭典「ジャパンキャンピングカーショー2024」。出展社は過去最大・最多となる171社&392台を数えた。そのなかでこの「ジャパンキャンピングカーショー2024」が初披露となるニューモデルを紹介していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/山上徳幸
■過去最大・最多となった「ジャパンキャンピングカーショー2024」
2024年2月2~5日の4日間、幕張メッセにて開催された「ジャパンキャンピングカーショー(主催者:日本RV協会)」。開催20回目(名称変更前も含む)を数え、今年は、出展社171社、車両出展車は392台と、過去最大・最多規模となった。
「日本に、キャンピングカーというカルチャーを」というテーマのもと、車両のみならず、トークショーやステージコンテンツ、フードフェスに加え、旅行、ペット、食事、防災、アウトドアなどさまざまな体験型コンセプトゾーンも展開。
国内キャンピングカーの動向としては、キャンピングカーの保有台数は15万5000台(2023年)、国内キャンピングカー販売総額は1054.5億円(2023年)と過去最高を更新し続けているという。
今年は能登半島地震の直後の開催ということもあり、被災地への支援活動として、全国各地からの応援職員の宿泊場所提供のため、約100台におよぶキャンピングカーの貸与するなど被災地への支援活動も報告された。
■ホワイトハウスキャンパー:メタル製ポップアップルーフ「スカイデッキ」
ポップアップルーフのパイオニア、ホワイトハウスキャンパーが約2年の開発期間を経て本邦初公開したのが「スカイデッキ」。
これまでのFRP製ポップアップルーフからメタル製に替えたことでFRP製に比べ50%軽く、スチールのプレス成型なのでボディと同様の滑らかな仕上がりだ。
また、スマホアプリの操作で上げ下げが電動で行わえることができるほか、専用のソーラーパネルもオプションで装着できるのも嬉しい。
ポップアップルーフ最大のポイントは大人2人が足を伸ばして眠れること。車内での避難生活で問題とされるエコノミークラス症候群を防ぐことができるので注目を集めている。
今後、シエンタ、ノア&ヴォクシー、セレナ、アルヴェルなど主要ミニバンの自社販売モデルだけでなく、後付けにも対応していくそうなので期待して待ちたい。
■ダイレクトカーズ:カムロードベースのキャブワゴン「NINJA」
毎年あっと言わせるニューモデルをリリースしてきているダイレクトカーズ。今年は2台の新作を発表した。まずはカムロードベースのキャブコン「NINJA」。
その名のとおり、新型シエルの左側側面に270L、後方に290Lの収納ボックスを備えたカラクリから忍者と名付けたそうだ。この収納ボックスにはスノーボードや釣り、アウトドア用品などを収納できるので非常に便利。
室内は掘りごたつスタイルのベッドや引き出し式シンク&2バーナーコンロ、1500Wインバーター、温冷シャワー、家庭用エアコンなどを備え、乗車定員7名、就寝定員5名の広々としたダイネットとマルチルームを両立したアクティブキャブコンとなっている。
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