2024年1月に開催された東京オートサロン。さまざまなコンセプトカーが会場を彩ったが、出展されたのは乗用車だけではない。ここではトラック・バス分野の雄、いすゞが出展したコンセプト・トラック2台をご紹介する。
※本稿は2024年1月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ISUZU
初出:『ベストカー』2024年2月26日号
■いすゞ ELF FUTURE ACCESSORIES EDITION
2023年3月、17年ぶりにフルモデルチェンジした新型エルフは、時代の期待に高次元で応える性能と次代を見据えた新しい価値を備えた小型ラックである。
今回「東京オートサロン2024」にいすゞA&Sが出品した「ELF FUTURE ACCESSORIES EDITION」は、この新型エルフの標準キャブバンボディをベースに、「一歩先行く先進感」を表現したコンセプトトラックだ。
新型エルフのキャブ外装をさらにスタイリッシュに仕上げただけではなく、サイドからリアにかけても空力性能向上を連想させるディテールとブラックアウトを取り入れたアクセサリーの新しいカタチを提案する意欲的な1台となっている。
■ベース車両の「新型エルフ」紹介
「小型トラックの代名詞」と称されるいすゞエルフは2023年3月にフルモデルチェンジ。
7代目となった新型エルフは、多彩なニーズに対応できる新プラットフォーム「I-MACS」の採用、デュアルクラッチ9速AMT「ISIM」の搭載、新開発標準キャブをはじめ内外装を一新。
ほか、優れた燃費性能、クラスを超えた先進安全性、ドライバー向けアプリの設定などを実施。BEVの「エルフEV」の登場にも注目だ。
■いすゞ ELF mio OUTDOOR EDITION
2024年、新型エルフシリーズに加わる「エルフミオ」は車両総重量3.5t未満、すなわち普通自動車免許で運転できる小型トラックだ。
乗用車のような運転感覚と軽快な乗り心地で、老若男女問わず運転しやすいトラックを目指しているが、そのエルフミオの平ボディをベースに、週末の「遊ぶ」に使えるアウトドアフィールドの相棒をイメージし、モノを運ぶためだけではない、トラックの新しい使い方を提案するコンセプト車両である。
トラックの平ボディの荷台の自由度を活かし、オフの日は「仕事場」から「遊び場」にチェンジ。「トラックでキャンプに行こう!」が合言葉の遊び心満載のコンセプトトラックに仕上がった。
■ベース車両の「エルフミオ」紹介
新型エルフの派生車種として登場したエルフミオは、普通免許で運転できる積載量1tクラスの小型トラックだ。
ディーゼル車にして車両総重量3.5t未満に抑えた最大の秘密は、いすゞのピックアップトラック「D-MAX」などに搭載される1.9リッター直噴ターボエンジンを搭載したこと。軽量タイプの専用シャシーや標準キャブなども採用している。今年発売されることが決まっている期待の1台だ。
【画像ギャラリー】トラックの新しいカタチ!! いすゞ エルフ フューチャーアクセサリーズエディション&エルフミオ アウトドアエディション(27枚)画像ギャラリー
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