■いすゞのカタログは横文字だらけ!
今ではトラックメーカーのいすゞだが、80年代から90年代初頭までは、いすゞの乗用車を見ることができた。
どこかアメリカナイズされたというか、欧米の空気感を持っていたクルマが多く、カタログにも聞きなれない横文字が並ぶ。
1987年登場のジェミニでは、「NEAT RUNABOUT」「LIVE PERFORMER」と、英文が多く使われた。
91年のピアッザネロは「テレパスか」と、聞きなれないカタカナが並んでいる。(※テレパス:いわゆるテレパシー能力者のこと)
極めつけは89年登場のビッグホーン。「全身にジェントルマンスピリットがあふれている。プレステージの高さを見てほしい。」と記された。
おおむね言いたいことは分かるのだが、こんなにカタカナ文字を使わなくてもいいのでは、とツッコミたくなるほどだ。
クルマも独特だったが、そのカタログも独特な作り込み。いすゞというメーカーのキャラクターをよく表している。
こうした面白いカタログが、現在は無くなっている。今後は、カタログという冊子の存在も無くなっていくだろう。
電子になってもいいので、クルマの表現方法のひとつとしてカタログの面白さは残してほしい。カタログはいつまでも「読み物」であってほしいのだ。
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