■今、日本人が求めているものを作ってほしい
セダンが、日本の自動車市場で完全に廃れたというわけではないと筆者は思う。
現在でもセダンに好んで乗る人は一定数いるのだ。
しかし、セダンが大きくなりすぎて所有できなくなった、大きくなったセダンは運転しきれないと、コンパクトハッチやSUVに移行する人も多い。
昔から小さくて良いものを作るのが、日本人的なモノづくりだったと思うのだが。
小さいことを利点にしている軽自動車も、今や1台200万円を超えるかなり良いクルマになっている。
チープな小さいクルマは必要とされていない。
道路事情や駐車場事情と、日本人的感覚を踏まえると、今求められているのは「小さな高級車」なのだと思う。
かつてのプログレは大輪を咲かすことなく散ってしまったが、こういう類のクルマが花を咲かせる時代が来ているはずだ。
生活の中にうまく溶け込み、所有欲も満たされる小さなセダンが、5ナンバーセダン復権の鍵を握るだろう。
海外人気も高く、中古市場もにぎわう5ナンバーセダン。
海外に文化ごと取られる前に、日本国内で復活させないと、あんなに便利なクルマが日本から消えてしまうかも。
5ナンバーセダンは、まだまだ必要なクルマですよね? みんなで声を上げて守っていきましょう。
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