東南アジアを中心に爆裂ヒット中の三菱 エクスパンダー。しかもマイチェンで三菱初のハイブリッドモデルを追加するなど、もう激アツなのだ。日本でも流行りそうな雰囲気なのだが、これよく考えれば昔あったグランディススポーツギアっぽくないか!? 三菱ってホントSUV仕立てにするのうまいなぁ。
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■日本にも入れてよ……ミニバン×SUVなんて最強じゃないか!!
先日、新たにハイブリッドモデルの追加販売が発表された、三菱の世界戦略車のひとつであるクロスオーバーMPVのエクスパンダー。
主にアセアンや中南米、中東などをメインの市場としたモデルで、グローバルでの販売台数は先日、日本での販売がスタートしたばかりのトライトン、アウトランダーに続く3番目の13万台以上となっており、三菱の屋台骨を支える車種のひとつなのだ。
そんなエクスパンダーはヒンジドアを採用した3列7人乗りの比較的コンパクトなMPVとなっており、販売される地域の特徴も鑑みて高めの車高となっているのも特徴。
2019年にはそこにさらにSUVテイストをプラスしたデザインを纏い、ホイールアーチモールディングや17インチアルミホイールなどを備えたエクスパンダークロスも発表。
そして今回、PHEVで培った技術を投入した1.6Lのハイブリッド仕様も追加となり、日本への導入の期待の声もさらに高まっている。
そんなエクスパンダークロスではあるが、ヒンジドアの3列シートでSUVテイストをプラス……と聞いて脳裏をよぎったクルマがあった。それが2005年5月に登場したグランディススポーツギアである。
■懐かしのグランディスっぽいのもイイね!! スポーツギアカッコよかったよなぁ
2003年に登場したグランディスとはミニバンの祖とも言われているシャリオの流れを汲んだモデルであり、初代シャリオ、2代目シャリオ、シャリオグランディスと続く、実質的には4世代目となるモデル。
そのグランディスが2005年5月にマイナーチェンジを実施したタイミングで追加となったのがスポーツギアで、ワイドなフェンダーアーチモールや専用デザインのバンパー&グリル、ビルトインルーフレールなどでエクステリアのイメージを一新した上で、車高を15mmアップ。
さらに純正装着タイヤにM+Sタイヤを与え、4WD車には電子制御式のマルチセレクト4WDシステムが標準装備されたのも三菱らしいところだ。
ただ当時、グランディスは比較的不人気なモデルであった上に、クロスオーバーSUVというジャンルもまだ定着していなかったため販売は低調で、中古車としてもなかなか見かけることがない希少車となってしまっている。
エクスパンダークロスが日本に導入されるかどうかは不透明ではあるが、クロスオーバーSUVブームの波にのって、グランディススポーツギアの仇を取ることができるのか気になるところだ。
【画像ギャラリー】え、これ日本入れようぜ!! 超絶カッコいいやんエクスパンダークロス!! 懐かしのグランディススポーツギアも写真で一挙に(7枚)画像ギャラリー
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