歌手であり、レーシングチーム監督でもある近藤真彦氏。2024年、ついに還暦を迎える。「あのマッチが還暦!? おれも年取るわけだぜ……」と感慨深い読者もいるだろう。還暦へ向けた思いと、最近の悩みについて語る!!
※本稿は2024年2月のものです
文/近藤真彦、写真/ベストカー編集部、日産
初出:『ベストカー』2024年3月26日号
■ついに還暦に!!
こんにちは近藤真彦です。2024年も始まってあっと言う間に2月も下旬になりましたね……。今年は毎年恒例のランニングイベントの「イイコトチャレンジ」からスタート。寒かったけど多くの皆さんの笑顔を見られて嬉しかったなぁ。今回の連載もその時の写真を使ってくれているようなので、ぜひ見てほしいなぁ。
そして2024年、なんと近藤真彦は還暦になるんです。読者の皆さんも同じ年齢層の方が多いと思います。皆さんにとっての還暦ってどんなイメージなのかな。
僕は、そう、昭和からアイドルやってきたじゃない? だからアイドルって男女問わずにあまり年齢を大っぴらにする文化はなかったと思うんだよね。「アイドルは年齢なんて言っちゃいけない」と言うじゃん(笑)。
でも僕自身はあまりそういう意識はなくてね。還暦はいい節目だから大きな花火を打ち上げたいな~って。
逆に10代の頃から間近で渋い俳優さんを見る機会は多かったから、どちらかというと「早く60歳になって渋い雰囲気になりたい」って思っていたほど。ずっと30代頃まで背伸びしていたんだけど、あくまで背伸びでしかなくてね。
だからあまり還暦という節目にネガティブなイメージはないし、むしろ憧れのステージに立てているのかなと思っているんだ。
あと嬉しいことでもあるんだけど「年齢を考えるとお若いですね~」って言われるんだよね(笑)。もちろん嬉しいけど、なんかあの頃憧れた還暦の渋みには達していないのかとかちょっと悩んだりもする。あとは還暦ってなんか人間の円熟味みたいのも問われるけど、まだまだだとは自分でも思うのよ。
僕はこういう世界で生きてきたから、一般の社会人生活をしてきた皆さんと「還暦」という言葉の重みは違うと思うの。これは僕のほうが「軽い」と思うんだよね。会社生活をされてきた人なら定年という節目もあるし、納期やノルマ、そして上司からのプレッシャーと戦ってきているわけじゃない?
芸能界やモータースポーツの世界が大変と思う人は多いかもしれないけど、僕自身はそういうのまったくなくて。嫌なことも寝たら忘れちゃってたから(笑)。だから皆さんが社会人生活を積み重ねた先にある「還暦」の重みは、僕なんかとは違って相当に大切なものだと尊敬しているんだ。
■今の悩みは「社用車」!?
そうそう新年だからよくもらう質問に答えようかな。「2024年スタートしたい新しいこと」ってよく聞かれる。でもね、今目の前のことこなすので精一杯(笑)。
いろいろ新しいことをやるのは好きだよ。子どもがスキーやりたいって言ったらやるし、ゴルフもやるし、釣りも冬でもやるし。でもどちらかというと全部浅い(笑)。極められないんだよね。なんでもサクッとスタートするんだけどね。
逆に悩みはあって、社用車問題。いまはシーマに乗っているんだけどね。もう終売しちゃったし、日産で選ぶとなるとちょっと難しいなぁ、とか思う時もあって。
エルグランドにいっちゃうか、アリアか……。これは悩みが尽きないね。星野一義さんも同じ悩みなんだけどさ(笑)。いつも会うたびに「来年の移動車どうすんのよ」ってのが定番の挨拶になっている。
正直なところ、トヨタは選択肢めっちゃあるじゃん。僕がセンチュリー乗ったら怒られるだろうなぁ。日産からプレジデント「バージョンマッチ」とか出ない? 出ないよなぁ(笑)。悩みは尽きないね……。ということで今回は僕の愛車GT-R NISMOを公開。ではまたね!!
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