日本には代を重ね「名門」と呼ばれるに至ったモデルが数多く存在する。マーチ、ステップワゴン、フォレスター……ここではそんな名門モデルたちの「何代目」が一番売れたのか? その国内累計販売数を中心に紹介する。(本稿は「ベストカー」2013年2月26日号に掲載した記事の再録版となります)
文/編集部
■スバル フォレスター……初代(約14万台)
スバル フォレスターは初代(1997年~2002年)が約14万台もの売り上げを記録。
クロスオーバーSUVの先駆車で、インプレッサをベースにしているから山岳路でもキビキビとした走りを披露。雪道や悪路でも卓越した走破性能を誇る。
■日産 マーチ……2代目(105万7544台)
日産 マーチは2代目(1992年~2002年)が105万7544台を売り上げた。
取り回し性に優れたコンパクトボディに経済性の高いエンジンを組み合わせ、軽快な走りを見せつけた。小さいが愛らしく、貧相に見えないのも魅力だ。
■ホンダ ステップワゴン……初代(47万9533台)
ホンダ ステップワゴンは初代(1996年~2001年)が47万9533台を売り上げ。
商用車から生まれたミニバンばかりの時代に乗用車ベースで、上質な走りを見せた。また、低床設計で、キャビンも荷室も広いなど、利便性のよさが光る。
■スズキ エスクード……初代(約20万台)
スズキ エスクードは1988年~1997年の初代が約20万台を記録。
時代に先駆けて登場したクロスオーバーSUVで、都会にも似合う洗練されたデザインが人気に。また、高い機動性とタフな走りも魅力だった。
■三菱 デリカ……2代目スターワゴン(約38万3000台)
三菱 デリカは2代目のスターワゴン(1986年~1999年)が約38万3000台のヒットを記録。
パジェロ譲りのアクティブな走りに加え、ガードバーを装備する精悍なルックスがアウトドア派のハートをつかんだ。キャビンは広く、荷物も積みやすい。
■ホンダ CR-V……初代(23万7928台)
ホンダのミドルサイズのクロスオーバーSUV、CR-Vは初代が23万7928台を記録。
トレッキングシューズのような気持ちいい走り味が多くの人を魅了した。ワゴンのように軽やかに走り、街中での取り回し性も優秀。キャビンも広い。
■ダイハツ ムーヴ……2代目(約84万6700台)
ダイハツ ムーヴは2代目(1998年~2002年)が約84万6700台のヒットを記録。
新規格となり、安全性や快適性、走りの質感が大幅にアップ。また、顔を変えエアロパーツをまとったカスタムの投入が若いユーザーを増やすことに成功。
■スバル インプレッサ……初代(約28万2000台)
スバル インプレッサは初代(1992年~2000年)がモデルが約28万2000台を売り上げ。
コンパクトクラスの扱いやすさとミドルクラスの上質ムードを併せ持ち、メカニズムもレガシィと基本的に同じ。WRCでの活躍も販売に大きく貢献した。
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