クルマ側も、自転車ではなく「車両」という認識が必要
前述の内容は、「歩道または自転車道を通行しているものを除く」とされているので、クルマ側に「間隔に応じた安全な速度」が求められるのは、車道を通行している自転車のみ。ただ、警察庁は2023年12月に公表した「良好な自転車交通秩序を実現させるための方策に関する中間報告書」のなかで、「自転車利用者のルールを遵守する意識を高める」としており、歩行者保護の観点から、(歩道徐行等義務違反も反則行為となる見込みであることからも)今後は車道を走る自転車が増えてくることが考えられる。
道路を利用するすべての人が、お互いの立場を理解し、思いやりを持って通行する必要があるとともに、今後はクルマ側としても「自転車」ではなく、「車両」と認識していくことが必要なのかもしれない。
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