ガソリン高騰は「省エネ運転」で乗り切れ!! やれば誰でも燃費を一割以上向上できるプロが実践するエコドライブ術

ガソリン高騰は「省エネ運転」で乗り切れ!! やれば誰でも燃費を一割以上向上できるプロが実践するエコドライブ術

 中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰を受け、ガソリン価格が急騰しています。全国各地で1リットルあたり20円以上も値上がりをみせるなど、まさに異常事態。政府はガソリン補助金の再導入や石油備蓄の放出を行う考えを示していますが、原油価格がこうした情勢の影響を受ける以上、ガソリン価格の不安定さは続きます。家計を直撃する高騰の嵐を乗り切るため、燃費を「1割」向上させる究極のアクセルワークとエコドライブ術をご紹介しましょう。

文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_ifeelstock/写真:TOYOTA、Adobe Stock、写真AC

【画像ギャラリー】ガソリン代高騰に対抗! 誰でも燃費を「1割」向上させる、プロが実践するアクセルワークとエコドライブ術(7枚)画像ギャラリー

発進の「最初の5秒」が重要!!

 クルマが走行するうえで燃料をもっとも多く消費するのは発進時です。ここでのアクセル操作が安定するだけで、燃費は着実に変わります。

 純ガソリン車の場合で意識したいのは、「一定に踏み、早めに戻す」操作です。停止状態からブレーキを離したら、アクセルペダルを踏み込み、その踏み込み量を一定に保ちます。アクセルを途中で踏み足したり、戻したりを繰り返すと、エンジン回転と負荷が不安定になり、効率が低下してしまいます。スムーズに加速し、できるだけ早く上のギアへ移行させましょう。

 ハイブリッド車は考え方が少し異なり、「燃料が消費されない電動走行時間を増やす」ことがポイントです。低速域で大きなトルクを発揮するモーターの特性を活かして交通の流れに乗る範囲でアクセルペダルを踏み込み、速やかに一定速へ移行しましょう。目標の車速に達したらアクセルペダルをいったんパッと離し、クルマに「これ以上の加速は不要だ」と認識させることも意識したいところ。一度きっぱりオフにする操作が、ハイブリッド車における省燃費運転のコツです。

ガソリン車もハイブリッド車も、発進直後のアクセル操作が燃費を左右する(PHOTO:Adobe Stock_tarou230)
ガソリン車もハイブリッド車も、発進直後のアクセル操作が燃費を左右する(PHOTO:Adobe Stock_tarou230)
ハイブリッド車は、短時間で必要な車速まで加速し、アクセルペダルをいったんパッと離して電動走行に移るのがコツ
ハイブリッド車は、短時間で必要な車速まで加速し、アクセルペダルをいったんパッと離して電動走行に移るのがコツ

停止前は「早めにアクセルオフ」

 燃費改善で見落とされがちなのが減速時です。信号が黄色や赤色に変わったときや、前走車のブレーキランプが点灯した瞬間にアクセルを戻すだけで、燃料消費は確実に抑えられます。

 現代のクルマは、アクセルオフになると燃料噴射を停止する制御が働きます。踏んでいない時間は燃料を使わないため、早めにアクセルを離し、惰性で進む距離を伸ばすことが、そのまま節約につながるのです。

 ハイブリッド車では回生ブレーキを活用しましょう。急ブレーキで一気に減速するより、早めにアクセルオフを行い、穏やかに減速したほうが回生量は安定し、エネルギーを効率よく回収できます。

 ポイントは「減速を始めるタイミングを早める」こと。これには、車間距離をしっかり確保することが重要です。前走車との距離を十分にとっておくことで、前走車の加減速に振り回されず、無駄なアクセルやブレーキ操作を避けることができます。

赤信号や前車のブレーキランプを確認したら、早めにアクセルオフ。アクセルを踏んでいない時間を増やすことが、燃料消費を抑える最短ルートだ(PHOTO:Adobe Stock_ show999)
赤信号や前車のブレーキランプを確認したら、早めにアクセルオフ。アクセルを踏んでいない時間を増やすことが、燃料消費を抑える最短ルートだ(PHOTO:Adobe Stock_ show999)

高速道路ではクルーズコントロールを活用

 また「一定速を保つ」ことも燃費向上においては大切なポイントです。クルマがもっとも燃料を消費するのは加速時であり、アクセルを踏み増せば、そのぶん燃料噴射量は増えてしまいます。加速と減速を繰り返す運転は、そのたびにエネルギーを無駄にしているのと同じ。一定速での巡航中はエンジン負荷が安定し、余計な燃料を使わずに走行することができます。

 一定速を保つために積極的に活用したいのが、クルーズコントロールです。特に、一定速を保ちやすい高速道路では有効な装備。人間のアクセル操作による微妙な踏みムラよりも、電子制御のほうが安定した速度維持が可能だからです。追従型の場合は、車間距離をやや長めに設定することで急な加減速が減り、より穏やかな走行になります。上り坂での無意識な踏み増しも抑えられるため、燃費が安定します。

 また、他車を無理に追い越さないことも効果的です。加速・車線変更・再加速を伴う追い越しは、加減速の回数が増え、効率を悪くします。特に前走車との速度差が小さい状況での追い越しは、追い越す意味合いも小さいため、燃費を考えるなら避けましょう。前方が空いているレーンや、流れが安定しているレーンを選び、一定速で淡々と走り続けたほうが、燃料消費は安定しやすいです。

高速道路ではクルーズコントロールを積極活用。一定速を安定して保てるため、踏みムラが減り燃費は安定する。追従型は車間設定を長めにするのがポイント(PHOTO:Adobe Stock_琢也 栂)
高速道路ではクルーズコントロールを積極活用。一定速を安定して保てるため、踏みムラが減り燃費は安定する。追従型は車間設定を長めにするのがポイント(PHOTO:Adobe Stock_琢也 栂)

◆     ◆     ◆

 信号停止が多い市街地走行では、発進や再加速の回数が増えるため、その踏み方の違いがそのまま燃費差になります。オンボードの燃費計を見ながら発進と減速を意識してみれば、数値が変わるのはすぐにわかるでしょう。条件にもよりますが、アクセル操作を一定化し、早めのアクセルオフを徹底するだけで、5〜10%前後の差は十分に期待できるのではないでしょうか。

 発進は一定に踏み、停止は早めに離す。そして高速では機能を活用する。この基本を丁寧に積み重ねるだけで、給油回数は確実に変わります。少しでも無駄な燃料消費を減らし、お得にカーライフを楽しみましょう。

【画像ギャラリー】ガソリン代高騰に対抗! 誰でも燃費を「1割」向上させる、プロが実践するアクセルワークとエコドライブ術(7枚)画像ギャラリー

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

’27年夏なのか!? 14代目次期スカイラインに迫る!!『ベストカー3月26日号発売!』

’27年夏なのか!? 14代目次期スカイラインに迫る!!『ベストカー3月26日号発売!』

ベストカー4.10号 定価 590円 (税込み)  春の気配を感じ始めてきた昨今。日々の辛…