【BC中古車ウォッチ】大人気だった日産パイクカー Be-1 パオ フィガロの中古価格が高いのはダントツでフィガロか?

■日産ラシーン 中古車相場:32万~318万円

日産の先を行くクルマ作りが今の人気に繋がっていると思う
日産の先を行くクルマ作りが今の人気に繋がっていると思う

 日産ラシーンは1993年の東京モーターショーにおいてほぼ市販状態での参考出品。その後1994年12月に市販化されたモデルだ。日産パイクカーシリーズのクルマではないが、その流れを汲んでいるといえる。

 車名のラシーンは羅針盤に由来しており、導入が早かった日産のWebサイトには導入時から現在まで羅針盤のサブネームが付いていたのも印象的であった。

 ラシーンのコンセプトは”私生活と自然にやさしく調和する「4WDプライベートビークル」”というもので、今でいうならコンパクトクロスオーバーという解釈になるだろう。当時日産はラシーンを新感覚のRVとアピールしていたのだ。

 B13型7代目サニーをベースに、1.5Lでスタートしたラシーンはボクシーなスタイルに加え、クロスオーバーらしく最低地上高は170mmを確保。

 また、ラシーンのバックドアは上下分割となっており、下部は大人2人が座ることも想定。駐車中はベンチ代わりに使えることも便利でセールスポイントになっていた。

 登場後ラシーンは1.8Lエンジンを搭載するftの追加がメインだった1997年1月のマイナーチェンジ、1998年4月の2Lエンジンを搭載し、ヘッドライトを丸目4灯とするなどしたフォルザの追加を行い、特別仕様車も何度か設定された。

 ちなみにラシーンは月間販売台数目標が登場時1000台、マイナーチェンジ時1300台だったのに対し、累計販売台数は約7万3000台と、計画に対する販売面での達成度はまずまずであった。

 ラシーンの中古車相場は32万~318万円。中古車流通台数は118台。50万円以下は走行距離が15万kmオーバーのクルマが多い。最高価格はラシーンでは2007年式、2.7万kmが278万円。ラシーンフォルザではなんと走行距離7000kmの1オーナー車が318万円だった。

 こうして今回調査したクルマのなかで、最も高かったのは、全塗装、エンジンを載せ替え済みのフィガロの458万円。次点となる6.5万kmで341万円(オレンジロード)と、相変わらず、高値をキープしている

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