23車種が一気に誕生!? ……というのは紛れもない事実だけど、食べられるものなんです。すでにご存じの方もいるでしょうが、まずは写真を見てください。「カキノタネのようだけど、形がクルマに見えなくもない。もしや!?」。そう、クルマをかたどったカキノタネ。大ヒット販売中の舞台裏を探ってみた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車
■日産と地元食品メーカー・龍屋物産とのコラボで誕生!
時計の針を数年前に戻し、場所は伊勢原市にある日産テクニカルセンター。ここで働くデザインチームのメンバーが「地域を象徴し、日産らしさを表現できる商品を作りたい!」と熱い思いのもとプロジェクトを立ち上げ、地元のドライフード食品メーカー、龍屋物産とのコラボレーションで生まれたのが、このカキノタネ。商品名は「新型カキノタネ」。うん、いいね!
日産なので23(ニッサン)車種のクルマ型をしたカキノタネを作り、下写真のように350mlの飲料缶と同サイズの缶に、それらをザザーッと入れてある。もちろん香ばしいピーナッツもイン! 3タイプあるパッケージはどれも格好よくて味わいアリ(1缶600円ほどから販売中)。
■ハコスカGT-Rから現行アリアまで。日産を食べ尽くせる!
カキノタネとなった23車種。たとえばダットサン フェアレディ(1962年)やハコスカGT-R(1969)。エスカルゴ(1989年)があればアリア(2022年)もあるなど、旧車から現行モデルまで日産が誇る名車の数々。
上写真が「ラインナップ」で、眺めるだけでもなんだかワクワク! ちなみに写真の右下は伊勢原市郊外にある大山(紀元前97年が笑える)。それをかたどったカキノタネも含まれるので、正確には24種類ということになる。
1缶の中にはこれら23車種が入っているそうで、「おっ、これはチェリークーペじゃないか!」と車種を当てながら、ポリポリ食べる楽しみがある。こんなカキノタネ、ほかにはないっスね。
■なんと、日産総合研究所の技術者が特別に金型を設計・製造したッ!
さらに、驚くべきは、この商品のために日産総合研究所の技術者が最新技術を駆使して特別な金型を設計・製造したこと。その金型からくり抜かれた生地は、クルマの形や独特の膨らみまでを正確に再現され、「新型カキノタネ」となっているというわけ。
加えて、日産のデザイナーとエンジニアのみなさんが、タイヤサイズやスポイラーの位置など、モデルごとに細かい部分まで調整を重ねて完成した形というから、このこだわりには感服!!
じっくり見て、眺めまわしてから食べないともったいないですよ、これは!
肝心のお味は、辛さ控えめで香ばしい醤油味。バターピーナッツはまろやかでコクのある大粒なんです。ちなみに、カキノタネは現在、宇宙食としても提供されている…そうです(←マジか~)。
■想定外の大ヒット商品!! 累計38万本を突破!
ご紹介した「新型カキノタネ」は、神奈川県伊勢原市内の土産物店や横浜市の日産グローバル本社・日産ギャラリー、高速道路のサービスエリア、そして龍屋物産の直販店舗などで販売中。もちろん、この記事内にある購入リンクでも買えます!
2020年から販売されており、当初は1万本(缶)の生産から開始。それが、2022年2月には累計38万本(缶)を突破したという大ヒット商品なんです!
日産党だけでなく、日本全国すべてのクルマ好き、すべてのオカキ好きのみなさん、ポリポリッといかがでしょうか!!
【画像ギャラリー】クルマ好きをザワつかせる「新型カキノタネ」をご覧あれ!(9枚)画像ギャラリー
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