輸入車のライバルにスープラは勝っている?
■BMW Z4(2L)VS スープラ(SZ)
オープンボディか、クローズドボディかの対決。乗り味は実はかなり似ている。
オープンボディのBMW Z4は、素晴らしく優秀な空力特性のため、オープンエアでの快適性はちょっと驚くくらいにいい。
一方、スープラのSZは、チューニングのベースモデルという側面も持っており、自分で手を入れてクルマを作る楽しさが残されている。
車にあまり手を入れず「素」で楽しむならZ4。手を入れるつもりならスープラSZ。個人的には手を入れて自分好みにチューニングする楽しみを取ってSZに軍配を上げたい。
■ポルシェ ケイマン VS スープラ(S-ZR)
シートに座りステアリングを握った時、ステアリングを通して4つのタイヤに神経が一瞬にしてつながる感覚はポルシェならでは。電動パワステになって薄れたとはいえ依然、その感覚は残されている。
2L水平対向4気筒ターボエンジンになって、(先代が搭載していた)水平対向6気筒の質感はなくなってしまったものの、一体感のある操縦感覚、車とのやり取りのなかで感じる車との強い結びつき、といった感覚は、やはりケイマンに一日の長がある。
ポルシェは熟成。スープラはいま生まれ立ったところ。その差だ。
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