もし今あったらけっこういいかも!!……[珍車]から[名車]まで!! [異端児]と呼ばれたクルマ5選

■異端児ながら日本自動車史に名を刻む3ローター搭載モデルのマツダユーノスコスモ

「いまあったらけっこういいかも!!」珍車から名車まで!! 異端児と呼ばれたクルマ5選
3ローターのエンジンばかりが取り沙汰されるユーノスコスモだが、コスモスポーツのDNAを受け継ぐ美しいクーペフォルムも大きな特徴で次世代を感じさせるものであった

 ロータリーエンジン第1号車として名を馳せるコスモスポーツの名を受け継いだ2代目コスモAPの登場から約15年後の1990年、“ロータリーエンジン”というだけでも唯一無二の存在であるのにもかからず、史上最高のロータリー車を目指すべく登場したのが通算4代目のユーノスコスモ。

 その特徴は世界初搭載となった3ローター仕様の20B型ロータリーエンジンで、シーケンシャルツインターボとの組み合わせは280psの最高出力と41.0kgmの最大トルクを実現した。

 そんな20B型ロータリーエンジンの圧倒的な動力性能に加え、ロータリーエンジンならではの回転の滑らかさはV型12気筒エンジンにも匹敵すると高く評価されたが、ロータリーエンジンの泣きどころである燃費性能とはトレードオフの関係があったのは言うに及ばず……。

 10・15モードで6.4km/Lの極悪ともいえる燃費性能は“金食い虫”と揶揄されることも決して少なくはなかった。

 このように3ローターエンジンばかりが注目されがちなユーノスコスモだったが、実は上質で豊かな気分になれるラグジュアリーな空間を目指したインテリアも特筆すべきポイントであった。

 オーストリア製の最高級品を使用した本革シートや、フランス産の楡(にれ)材をミラノで仕立てた天然杢のウッドパネルなどは本物志向を目指したマツダのこだわりを感じずにはいられない。

 さらに、世界初となるGPS搭載カーナビゲーションシステムやエアコン・オーディオがステアリングパッドで操作できるパームネットスイッチなども採用。  

 まさしく“先例のない高級パーソナルクーペ”として一時代を築いたが1996年に販売が終了し、29年間の歴史に幕を閉じた。

■ステーションワゴンの頂点を極めた三菱のランサーエボリューションワゴン

 今や絶滅の危機に瀕しているステーションワゴンだが、1990年から2000年にかけてはRVブームの追い風もあって、各社がしのぎを削っていた時期もあった。その終焉を迎えつつあった2005年9月、三菱から衝撃的なモデルがデビューした。

 それが、先進かつ独自のオールホイールコントロール技術を採用したランサーエボリューションIXの卓越した運動性能と、ランサーワゴンのラゲッジルーム周りのユーティリティを融合させた高性能4WDスポーツワゴンのランサーエボリューションワゴンだ。

 シリーズ初のワゴンモデルとして登場したランサーエボリューションワゴン。

 同年に発売されたランサーエボリューションIXをベースにランサーワゴンのボディサイドパネルやルーフパネルなどを結合した1台は、リア周りを重点的に補強した軽量かつ高剛性のワゴンボディに4G63型2Lインタークーラーターボエンジンと電子制御4WDシステムを搭載することで、ステーションワゴンとしては比類ない優れた運動性能を実現。

 特に、上位グレードのGTは6 速MTとの組み合わせによって全域に渡って鋭いレスポンスとフラットかつワイドなトルク特性でステーションワゴンらしからぬ走りを披露した。

 駆動系もフルタイプ4WDシステムをベースに、センターデフにはハンドリング性能とトラクション性能を両立するアクティブセンターディファレンシャルを、リアデフにはあらゆる路面状況でも優れた直進安定性を発揮しながらトラクション性能を高める機械式 LSD を採用。

 GTグレードではフロントデフにもトラクション性能に優れるヘリカル式 LSDを採用するなど、より高いレベルでのスポーツドライビングを心ゆくまで楽しめるスペックが与えられていた。

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