もし今あったらけっこういいかも!!……[珍車]から[名車]まで!! [異端児]と呼ばれたクルマ5選

■終わりなきアウトドアブームが続く今の日本なら売れそうなホンダ Z

 水中メガネと呼ばれたリアウィンドウとスポーティなクーペフォルムで人気を博した1970年9月登場のホンダZ360。その2代目として1998年10月にデビューしたZはセールス的に決して成功した軽自動車とはいえなかったが、ホンダらしさを各所に満載した魅力あふれる異端児だった。

 その一番の特徴は人を床上に、メカを床下に分ける UM-4プラットフォームによる50:50の重量配分を実現したアンダーミドシップレイアウトだろう。

 加えて、上位グレードのZターボはハイパワーかつターボラグが少ないハイレスポンスのハイパー12バルブインタークーラーターボエンジンと走破性の高いリアルタイム4WDとの組み合わせによって高い走行性能を発揮。

 また、新開発の5リンクリジッドリアサスペンション、全車速でアシスト量をきめ細かく制御する電動パワーステアリング、大径のディスクブレーキ、リアヘリカルLSDの採用などによって軽快な走りも大きな魅力だった。

 一方、エクステリア&インテリアも、個性的で斬新なフォルムと大きなキャビンを実現。

 小型車なみの長い室内空間を実現したスーパーロングキャビン、高いアイポイントによる全方位好視界、大人4人が快適にくつろげる広々としたフラットフロア、多彩なシートアレンジにより実現した大容量のラゲッジスペースなど、普段使いもしっかりと配慮されていた。

 ボディ変形量の最小限化と乗員の傷害値低減を両立した世界最高水準の衝突安全性なども新しい価値を創造した2代目Zだったが、2002年8月に販売が終了。

 4年にも満たない販売期間で短命に終わったZだが、ホンダならではの走りを重視したパッケージやSUV然としたスタイリングは、アウトドアブームに沸く今ならヒットしそうな予感!?

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