■驚くほど楽観的で「バラ色」な目標はいったいどこから?
ちなみにアメリカは大半がリース販売。トヨタ車と同じくらいの月払い金額じゃ売れないため、販売奨励金を出して安くする(今ココです)。当然ながら利幅は落ちる。
さらに3~5年でリース終了した時、トヨタより人気のないクルマが戻ってきちゃう。中古車は安くしないと売れない。ここでも損をする。不人気車を出すと長い期間に渡り収益を圧迫するのだった。
さらに驚くのは2024年も魅力的なクルマが出てくる状況じゃないのに、370万台を販売目標としてきた。この楽観的な目標、どこから出てくるのだろう。「顧客のことなんか考えないビジネス」をしていたら、現状のキープだって厳しい。
盤石な体制を整えながら2024年は控えめな収益目標を立てたトヨタと、超が付くくらいバラ色の状況を想定している日産、どちらが正解なんだろうか?
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