[ホンダ]の10年先はホントに大丈夫なのか!?  [BEV]までのつなぎとなる[PHEV]を考えていない三部社長の判断やいかに?

■カギを握るのはPHEV

中国で販売されている東風ホンダのインスパイアPHEV
中国で販売されている東風ホンダのインスパイアPHEV

 その調整弁となるのが電気自動車プラットフォームのPHEVである。このタイプのクルマなら電気自動車とPHVの比率を柔軟にコントロールできる。トヨタやマツダは電気自動車ベースのPHVを開発している。

 けれどホンダはPHEVを考えていない。誰がどう考えても「大丈夫なのか?」なのに。空冷エンジンやRVのないラインナップと同じ。柔軟な考え方が必要だ。

中国専売モデルのインスパイアには2LVTECにモーターを組み合わせたPHEV仕様を設定している
中国専売モデルのインスパイアには2LVTECにモーターを組み合わせたPHEV仕様を設定している

 残念なことに三部さんは聞く耳を持たず、さらに久米さんのようなサムライや、有澤さん的な目利き、そして雨宮さんの広くて深い見識を持つ人は見当たらない。せめて青山副社長の進言だけでも聞いてくれればいいのに、と思う。

 こうなればプランBを持たない三部さんの設計図どおりにアメリカが動いてくれることを祈るのみ。ホンダは三部さんのモノじゃないと考えます。

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