■「エンジンのホンダ」からの脱却を図る
かつて厳しい排ガス規制であった米マスキー法を世界で初めてクリアしたCVCCエンジンを開発したように、ホンダはエンジン開発を得意としてきた。
歴代ホンダトップは、本田技術研究所のエンジン開発畑出身者であった。そのホンダが「脱エンジン」を標榜し、足元ではEVと車載ソフトで日産との提携を検討するなど、トヨタ連合と対照的な動きを見せている。
ホンダは、かつての自主自立路線からアライアンス拡大路線に一気に変更。ソニーグループとの提携によるEV共同開発を皮切りに、同業他社、異業種にかかわらずアライアンス、パートナーシップの活用を見せている。
今後の日産の動向次第では、日産傘下の三菱自動車工業も含んで、トヨタ連合対抗の2陣営連合に集約する業界再編にもつながる可能性も出てきた。ホンダと日産との戦略的提携検討がどう具体化するかは、今後注目だ。
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コメント
コメントの使い方協調制御で最近せっかく並び立ててきたと思っていたので、EV一辺倒化はとても残念です。
確かにライバルに今の時代最重要な熱効率で勝ててない時期が長いですが、いつか驚くようなエンジン作ってくれると思っていたので。
今の社長が続く限り、ホンダエンジンとその技術者は消えていく流れですねこれは