夏休みが始まり、ロングドライブが増えるこの時期、高速道路での移動といえばSA・PAでのグルメやお土産など楽しいイメージがあるのだが、実は怖い部分もあるのだ。それは高速道路上での「ガス欠」。高速道路では長距離にわたって給油できない区間がいくつもあるのだが、距離にして100km以上もガソリンが給油できない恐怖の区間についてお伝えしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:AdobeStock(トビラ画像:Alfons Photographer@AdobeStock)、ベストカー編集部
なお、夏休みの高速道路のドライブのお供には『高速道路&サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)ガイド2024-2025年最新版』が便利。こちらも参考にしてください!
■ワースト1位の道東道区間では175km以上も!
ふだん、一般道をマイカーで走っているだけならガソリンスタンドを見つけることはさほど難しくない。しかし、いったん高速道路に入ってしまえば各SA・PAに設置されたガソリンスタンドでしか基本的に給油することはできない。
では、なぜ高速道路で給油できない区間があることを知っておかねばならないのか。それは高速道路でのガス欠は高速自動車国道等運転者遵守事項違反となるからだ。高速道路でガス欠となった場合、普通車の反則金は9000円で、大型車が1万2000円、二輪車が7000円。 違反点数は各々2点となる。
それがわかっているのなら高速道路での給油できない区間があることに気を付けなければならない。例えば、中央道の恵那峡SA上下線~東名高速浜名湖SA上下線。この区間は130.4km区間に渡ってガソリンスタンドが設置されていない。
また、圏央道菖蒲PA内回り&外回り~東名高速足柄SA上下線の136.9km区間で給油することができない。
ちなみにワースト3の3位は舞鶴若狭道西紀SA上下線~北陸道賤ケ岳SA上下線の156.2km、2位が舞鶴若狭道西紀SA上下線~北陸道南条SA上下線の162.5km区間。
ワースト1位の道東道足寄IC上下線~道東道由仁PA上下線は何と175.1kmにもなるのだ。ただし、路外となる十勝清水ICで一応給油可能となっているのだが、これはいったん高速道路から降りても料金が変わらない路外給油社会実験「一時退出&再進入」が実施されているためだ。
■100km以上の無給油区間はハイブリッド車でも安心できない
最近ではPAにもガソリンスタンドが設置されるところもあるが、基本的にはSAでのガソリンスタンドがメインとなる。高速道路ではPAは約15km、SAは約50kmを目安として設置されているのだが、給油できない長距離区間があることは頭の中に入れておくほうが無難だ。
クルマのガソリン残量を示す燃料計内の警告灯は一般的には残りのガソリンが約5~10Lになると点灯するのだが、100km以上もの無給油区間となると燃費のいいハイブリッド車でも安心してはいられない。
なお、給油できない長距離区間をより詳しく紹介している『高速道路&サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)2024-2025年最新版』は夏ドライブの相棒にぴったり。高速道路のSA・PAのグルメやお土産、お楽しみ情報を網羅しているぞ!
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