■FUJITSUBOマフラーの完成度の高さを体感できた「騒音試験路」
感激冷めやらぬなか、続けて見学したのは「研究開発部」。現行R35 NISMOとR35の2017年モデルがリフトアップされており、各車のフロア下がドーンと見えるだけでも、みなさん大興奮!
異なる2台のR35の、マフラー形状とその取り付け部を確認しつつ、今後の開発に活かす狙いがある部門だ。
今回の工場見学、最後のメニューは屋外の騒音試験路(見出し下の画像)。ここでは、車両に取り付けられたマフラーの騒音が、その車両の基準値内であるかどうかを確認する、という行程。
デモンストレーションでは現行フェアレディZが走行し、基準値内の騒音であるかどうかを確認。FUJITSUBOマフラーの完成度の高さと、その極みの部分を見た思いだ!
■「FUJITSUBOさんなしでは2024年モデルは誕生していない」(田村宏志氏)
すべての工場見学が終えたところで、こちらもお楽しみの「田村宏志氏のスペシャル講義」の始まり!
ケンメリ・スカイラインが大好きだった青年時代の話から、歴代GT-Rの開発秘話。さらに、R35がタイムアタックなどで「世界一」を達成した時の裏話など、田村さんのお話すべてを紹介するにはスペースがまったく足りないほど、濃い中身のお話。
R35の2024年モデルを開発するうえでの苦労話として、新技術搭載の新型マフラー(もちろん、FUJITSUBO製)に関する、田村さんの話が実に興味深かった。
「動力性能を犠牲にせずに排気音(低音)を低減し、厳しい車外騒音法規に対応するスポーツマフラーを求めていましたが、FUJITSUBOさんは見事にそれに対応していただいた」と田村さん。
続けて、こう加えた。
「今日、この場だから言うわけではないですが、FUJITSUBOさんがいなかったら、R35 2024年モデルはこの世に存在していないと思います」
今回の工場見学ツアーの結びとして、とても重みのあるメッセージだと感じた。
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