[R35 GT-Rマフラー]を生み出す匠の技に感激!! FUJITSUBOの熱を感じたベストカーMate工場見学ツアー

■FUJITSUBOマフラーの完成度の高さを体感できた「騒音試験路」

参加者の目の前でフェアレディZが走行。「騒音試験」の様子も体感できた
参加者の目の前でフェアレディZが走行。「騒音試験」の様子も体感できた

 感激冷めやらぬなか、続けて見学したのは「研究開発部」。現行R35 NISMOとR35の2017年モデルがリフトアップされており、各車のフロア下がドーンと見えるだけでも、みなさん大興奮!

こちらが「研究開発部」。2台のR35がリフトアップされている!
こちらが「研究開発部」。2台のR35がリフトアップされている!

 異なる2台のR35の、マフラー形状とその取り付け部を確認しつつ、今後の開発に活かす狙いがある部門だ。

リフトアップされる、手前がR35 NISMOで奥にあるのがR35 2017年モデル。みなさん、つぶさに見ていました!
リフトアップされる、手前がR35 NISMOで奥にあるのがR35 2017年モデル。みなさん、つぶさに見ていました!

 今回の工場見学、最後のメニューは屋外の騒音試験路(見出し下の画像)。ここでは、車両に取り付けられたマフラーの騒音が、その車両の基準値内であるかどうかを確認する、という行程。

 デモンストレーションでは現行フェアレディZが走行し、基準値内の騒音であるかどうかを確認。FUJITSUBOマフラーの完成度の高さと、その極みの部分を見た思いだ!

先ほどのZが走行した跡を見ながら「騒音試験路」をあとにする、参加者のみなさん
先ほどのZが走行した跡を見ながら「騒音試験路」をあとにする、参加者のみなさん
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■「FUJITSUBOさんなしでは2024年モデルは誕生していない」(田村宏志氏)

今回、スペシャルプログラムとして講演いただいた、日産GT-Rの元統括責任者・田村宏志氏(写真右)と、藤壺技研工業(株)の藤壺政宏社長(写真左)
今回、スペシャルプログラムとして講演いただいた、日産GT-Rの元統括責任者・田村宏志氏(写真右)と、藤壺技研工業(株)の藤壺政宏社長(写真左)

 すべての工場見学が終えたところで、こちらもお楽しみの「田村宏志氏のスペシャル講義」の始まり!

 ケンメリ・スカイラインが大好きだった青年時代の話から、歴代GT-Rの開発秘話。さらに、R35がタイムアタックなどで「世界一」を達成した時の裏話など、田村さんのお話すべてを紹介するにはスペースがまったく足りないほど、濃い中身のお話。

写真は講義の後、田村宏志氏(写真左)への質疑応答の様子。熱い問答でした!
写真は講義の後、田村宏志氏(写真左)への質疑応答の様子。熱い問答でした!

 R35の2024年モデルを開発するうえでの苦労話として、新技術搭載の新型マフラー(もちろん、FUJITSUBO製)に関する、田村さんの話が実に興味深かった。

「動力性能を犠牲にせずに排気音(低音)を低減し、厳しい車外騒音法規に対応するスポーツマフラーを求めていましたが、FUJITSUBOさんは見事にそれに対応していただいた」と田村さん。

 続けて、こう加えた。

「今日、この場だから言うわけではないですが、FUJITSUBOさんがいなかったら、R35 2024年モデルはこの世に存在していないと思います」

 今回の工場見学ツアーの結びとして、とても重みのあるメッセージだと感じた。

最後にみなさんで記念撮影! 工場見学に田村宏志氏の講義。厚みのある内容でした~!
最後にみなさんで記念撮影! 工場見学に田村宏志氏の講義。厚みのある内容でした~!
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