新型CR-V雪上試乗! 鷹栖テストコースで4WD性能を試す!! しっかり曲がって超楽しい!! 走りは感動レベルだった!!!

しっかり曲がる4WDシステムに驚愕!

リアルタイムAWDの等速ジョイントを小型化し、フロア振動を低減することによって先代に対しリアの最大駆動力を拡大
リアルタイムAWDの等速ジョイントを小型化し、フロア振動を低減することによって先代に対しリアの最大駆動力を拡大

 そんなホンダがヴェゼルから突然「曲がる4WD」を作り始めた。ハンドル切るとしっかり曲がる。曲がると後輪は不安定になるけれど、それを横滑り防止装置でキッチリ抑えている。

 つまり従来は前輪だけで曲がろうとしていたのが、ヴェゼル以降は後輪を含めた4輪で曲がるようにしたワケ。実際、コーナリングスピードは圧倒的に高くなった。曲がるから怖さも少ない。

 さらにアクセル踏める人だと、左右の駆動力差や前後の駆動力配分を最適化して一段と滑らか&安心して曲がれるようにしてきた。ドライビングテクニックない人だってハンドル切ると曲がるから安心。

 ゆっくりアクセル踏むと、自然に曲がっていく。スバルなどと同じく巡航速度になっても常時後輪に駆動トルクを掛けるため、中高速域の直進安定性まで向上した。

CR-Vのシフトスイッチ。左上がモード切替スイッチ(ECON/NORMAL/SPORTに加えてINDIVIDUALモードとSNOWモードを追加)
CR-Vのシフトスイッチ。左上がモード切替スイッチ(ECON/NORMAL/SPORTに加えてINDIVIDUALモードとSNOWモードを追加)

 雪道を上手に走れる人であれば、アクセルコントロールするとコーナー立ち上がりで気持ちよいテールスライドを使える。

 試乗したコースはアイスバーンも混じる圧雪路だったけれど、折しもWRCスウェデッシュラリーをやっていた週末である。前の夜に見ていた動画に触発され、気分出しちゃいました。そんな走りがホンダ車でできるようになったことが素晴らしい!

アクセルコントロールするとコーナー立ち上がりで気持ちよいテールスライドを使えると国沢氏
アクセルコントロールするとコーナー立ち上がりで気持ちよいテールスライドを使えると国沢氏

ヴェゼルとZR-Vにも試乗!

ヴェゼルe:HEV RS AWDに試乗。106ps/13.0kgmの1.5Lエンジンに、131ps/25.8kgmの電気モーター、リアルタイムAWDを組み合わせる。価格は396万8800円
ヴェゼルe:HEV RS AWDに試乗。106ps/13.0kgmの1.5Lエンジンに、131ps/25.8kgmの電気モーター、リアルタイムAWDを組み合わせる。価格は396万8800円

 CR-Vのほか、ZR-Vやヴェゼルも試乗したのだけれど、どれもハンドリングの傾向は同じ。価格とパワーと重さの違いといってよい。

 1.5リッターで軽いヴェゼルだと、TシャツにGパンと言ったカジュアルでスポーティなクルマに感じる。対極がCR-Vで、全てにおいてマイルド。上質。CR-Vを少し軽くしたのがZR-V。雪道攻めたらホンダ車で一番速いと思う。

ZR-V e:HEV BLACKSTYLEは141ps/18.6kgmを発生する2L直4エンジンに、184ps/32.1kgmのモーター、リアルタイムAWDを組み合わせる。価格は458万2600円
ZR-V e:HEV BLACKSTYLEは141ps/18.6kgmを発生する2L直4エンジンに、184ps/32.1kgmのモーター、リアルタイムAWDを組み合わせる。価格は458万2600円

 最後に少し締めておくと、素晴らしい仕上がりのCR-Vながら、4WDのスターティングプライスは539万2200円。85万円の補助金を使った新型RAV4のPHEVが515万円ということを考えると、純粋なホンダファンじゃない限りコストパフォーマンスという点で厳しいかもしれない。生産国であるタイの通貨(バーツ)が高いためなんだけれど、もう少しなんとかならなかったのだろうか……。

編集部まとめ:新型CR-Vの注目ポイント

ボディカラーは写真のプラチナホワイトパールのほか、スレートグレーパール、クリスタルブラックパール、ブレイジングレッドパール、キャニオンリバーブルーメタリックの5色
ボディカラーは写真のプラチナホワイトパールのほか、スレートグレーパール、クリスタルブラックパール、ブレイジングレッドパール、キャニオンリバーブルーメタリックの5色

 最後に新型CR-Vの注目ポイントを整理してまとめてみたので見てほしい。

(1)エクステリア
・全長4700×全幅1865×全高1690mmのCセグメントSUV
・水平基調のシンプルな造形とSUVらしい力強いシルエット
・ヴェゼル=全長4385×全幅1790×全高1545mm
・ZR-V=全長4570×全幅1840×全高1620mm
・新型RAV4(Z)=全長4600×全幅1855×全高1680mm

(2)パワートレーン
2L直噴アトキンソンサイクルDOHCエンジン+新世代高出力2モーター内蔵(平行軸配置)電気式CVTを採用し、モータートルクを向上
エンジン:2L直4DOHC
エンジン最高出力:148ps/6100rpm
エンジン最大トルク:18.7kgm/4500rpm
モーター最高出力:184ps/5000~6000rpm→184ps/5000~8000rpm
モーター最大トルク:32.1kgm/0~2000rpm→34.2kgm/2000rpm
・ホンダ初となるロックアップLOWを追加したことにより心地よい走りと低燃費を実現

(3)4WDシステム:リアルタイムAWD(電子制御式)の進化
・AWD配分を先代の60:40から走行状況に応じて50:50~60:40に可変
・等速ジョイントを小型軽量化し、フロア振動を提言し最大駆動力を拡大
・刻一刻と変化する車両状態を把握するリアルタイムに推定するフィード制御

(4)ハンドリング
・新世代モーターコントロールユニットを採用し、制御が進化したことで操舵角に対しリニアな操舵力で正確な操舵性を実現
・VGR(可変ステアリングギアレシオ)採用により低速回答性と高速安定性を両立
・5kg軽量化した軽量・高剛性の新骨格アルミダイキャストサブフレームによりフロントの接地性向上
・リアサブフレームの支持マウント、+15%高剛性化によりリアタイヤの接地性を向上
・ボディリア回りにスティフナーを追加したことによりボディ曲げ剛性アップ

(5)乗り心地
周波数感応型ダンパーを採用し、微小入力から大入力まで最適な減衰力を発揮し、上質でフラットな乗り心地を実現

(6)ドライブモード
ECON/NORMAL/SPORTに加えてINDIVIDUALモードとSNOWモードを搭載

(7)ヒルディセントコントロール
滑りやすい下り坂でも車速を維持し安心感のある運転が可能

ヒルディセントコントロールは砂利道などの滑りやすい下り坂や急勾配の下り坂で、ブレーキ操作をすることなく設定された車速をキープ
ヒルディセントコントロールは砂利道などの滑りやすい下り坂や急勾配の下り坂で、ブレーキ操作をすることなく設定された車速をキープ


(8)静粛性
・エンジンマウント位置の変更、サイレンサーの構造を変更し不快なこもり音を低減
・インシュレーターを大幅追加し、防音・吸音材や発泡ウレタンフォームなどで遮音性を向上
・ドアミラーの形状やガラスモールの構造変更で風の整流と車室内へ侵入する音を抑制
・ノイズリデューシングホイール+遮音ガラスによりロードノイズを効果的に低減
・専用スピーカー+追加マイクにより進化版アクティブノイズコントロールで広帯域のノイズを積極的に減衰

(9)インテリア
・後席足元スペースを先代比16mm拡大しクラストップレベルの広さを確保
・後席リクライニングを2段階から8段階に
・2列目スライド機構を追加しクラストップレベルの積載容量を確保

後席はシートスライド、8段階のリクライニング機構が付く
後席はシートスライド、8段階のリクライニング機構が付く


(10)装備類
Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレー、前席60W USB充電ポート、BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー、11.6Lの大容量サブウーファー搭載)。

 Honda SENSING360(ホンダSUV国内初)、ヘッドアップディスプレー、電動パノラミックサンルーフ、運転席&助手席シートベンチレーションはRS BLACK EDITONのみ設定

CR-V e:HEV RSのコクピット
CR-V e:HEV RSのコクピット
【画像ギャラリー】足がよく動きしっかり曲がる新型CR-Vの4WD性能はホンダ史上一番なのか?(13枚)画像ギャラリー

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