一充電あたりの航続距離は604kmなので、東京-名古屋間往復600km走れると思ったのも束の間
プジョー E-3008のWLTCモード一充電走行可能距離は604kmと伝えられている。そこで今回、片道300Kmあまりのロングドライブで、本当にそんなに走れるのか試してみることにした。
ただし、ディスプレイに表示される走行可能距離は、それまでの走り方が反映されるので、編集担当によると、満充電で車両を借り出した際に、475kmの表示となっていたそうだ。概ね実際に走行した場合、カタログ値の7~8割といわれている。
東名高速用賀インターすぐ近くにある筆者の自宅を出発する時点で、バッテリー残量は93%、走行可能距離は450㎞と表示されていた。東名高速に乗り、やや交通量の多い大和トンネル付近で同90%で430㎞、渋滞した横浜青葉付近で、走行モードにより走行可能距離が、ノーマルだと383km、エコだと402km、スポーツだと363kmと約20kmずつも違うことが判明した。
ここまではエコモードで走っていたが、一般的な使われ方を想定してノーマルモードで走ることにした。海老名ジャンクションで渋滞が解消し、同82%で384km。出発地点から310km離れた目的地に余裕を持ってたどりつけるように、そこからは基本、90km/h巡行で走ることにした。
大井松田の右ルート入る時点で75%、339km、御殿場インター付近で66%、284km、90km/hで走っても伸びないなと思ったら、その先の駿河湾沼津サービスエリアで66%で282kmと、ゆるい下り勾配のせいかほとんど変わらなかった。
その後も制限速度が120km/hの区間も、90km/hで巡行を続けたところ、バッテリー残量が54% になったあたりから、残量がさらに下がっても、走行可能距離が202kmになって動かなくなった。これはカーナビが制限速度で走ることを想定して計算しているということだろう。
45%まで行っても202kmのままかわらず。ただし、到着予想時間は徐々に遅くなるとともに、到着予想時のバッテリー残量が増えた。その後は徐々にバッテリー残量も走行可能距離も減っていった。東名三好インターを出る時点で、25%で123km。
そこから目的地までの距離は7.7km。到着時で 23%で113kmという表示だった。約310kmを走行し、バッテリー残量は到着予想時の電池残量が途中では下限で15%だったときもあったが、実際には21%を残して目的地に到着した。
目的地の近くの50kWの急速充電器で充電したところ、292km、56%まで回復。そこから帰路につき、豊田勘八インターで東海環状自動車道に乗り、新東名の静岡サービスエリアまでは急加速などいろいろな走り方を試したところ、19%で75kmまで減った。
静岡サービスエリアの急速充電器の出力は90kWで、30分の充電では57%だったので、おかわり充電をして81%で355kmまで充電して、そこからは100km/h巡行で走ることにした。
E-3008はバッテリーの温度を一定に保つ水冷式の温度調節システムを搭載しており、最大160kWの急速充電にも対応するとのことで、150kW急速充電器を利用した場合、約30分で20%→80%まで充電が可能というからぜひ試してみたかったのだが、それはまたあらためてということにしよう。
東名高速を出てすぐの筆者自宅での到着予想バッテリー残量が、それまでの走り方を反映して16%と表示されていたのに、しばらく走ったところで44%にグンと上がった。
やはり100km/h巡行での電費がそれだけ良好ということだろう。グンと上がってからは、1~2%の上下こそあったが、ほとんど変化はなかった。実際の到着時は、46%で198 kmと表示されていた。
走行可能距離については、ベストコンディションで試せばもっと本当に600km超の実力を引き出すこともできたかもしれないが、これだけ大きくて重たいクルマとしてはなかなか優秀と思っていいだろう。
取材車両はプジョーE‐3008GTアルカンターラパッケージの価格は760万円。国のCEV補助金は89万円、地方自治体の補助金(東京都の場合、45万円)を引けば626万円(登録諸費用除く)で購入できる。ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
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