■ワインディングをハミングしながら駆け上がる
スイスで試乗することになった8代目ファントムは、ハンドルを握っても実に痛快だった。こう書くと、全長5m以上、重量2.5トン以上の大きなリムジンが痛快? とフツーは思う。
ところが国際試乗会が行われたスイス・ルツェルン近郊の国道は片側1車線でガードレールがあり、峠道も同じ道幅。
でもここをニューファントムはヒラリ、ヒラリとノーズの向きを変えながら、制限速度をはるかに超えるスピードで走り続けることができたのだ。
新開発されたアルミのスペースフレームはロールスロイスが自身のためだけに開発したアーキテクチャ―。これが功を奏している。
V12エンジンも重さを感じさせずワインディングをハミングしながら駆け上がり、駆け下りる。
インテリアも新しい。インパネ全面の模様や色を自分の好みに出来るのだ。インパネ全体がガラスで被われ、その裏側に好きな絵や写真を貼ることができる。このアイディアも新しい。
リアシートの快適性は、自分の家のリビングに居るのがイヤになってしまうほど、快適で落ち着く。本当に動く応接間なのだ。
まだまだ報告したいことは沢山あるのだが、今回はここまで。
この8代目ファントムは2018年春には日本にも上陸する。
コメント
コメントの使い方