250cc並列4気筒エンジンが帰ってきた! 2007年のホンダ・ホーネットとカワサキ・バリオスを最後に市場から消えていた「ニーゴー直4」だが、今年になってカワサキがZX-25Rをリリース。久々の超高回転サウンドに、ライダーたちは大いに色めき立った。
話題が話題を呼んでバイク市場をヒートアップさせたZX-25Rだが、その真の実力やいかに……!? 元世界グランプリ250cc王者の原田哲也さんによるサーキット激走インプレッションをお届けする!
まとめ/高橋剛、写真/高橋剛、KAWASAKI
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■「250ccはあくまでも250cc」という事実
250cc並列4気筒エンジンを積んで大きな話題となっている、カワサキZX-25Rに乗らせていただきました。
僕も16歳の時、街乗りでヤマハFZ250フェーザーに乗っていたことがあるので、興味津々です。フェーザーはヒュンヒュン回るのにちっとも前に進まなかった、という記憶がありますが(笑)、ZX-25Rはどうでしょうか?
現在、250ccクラスのスポーツバイクは人気のカテゴリーになっています。ホンダ、ヤマハ、そしてスズキが並列2気筒エンジン搭載車をリリースしている中、ZX-25Rはカワサキが久しぶりに投入する並列4気筒エンジンですから、そりゃあ期待値も高まりますよね!
最初に言っておきたいのは、いくら並列4気筒でもあくまでも250ccだ、ということです。絶対的なスピードが高いわけではありませんし、そもそもスピードを競うようなキャラクターのバイクでもありません。
ZX-25Rに関しては並列4気筒エンジンに注目が集まっているからか、並列2気筒エンジン搭載車と比較して、「スピードが出るのか、出ないのか」が焦点になっているように思います。
でも、排気量自体が同じですから、いくらシリンダー数が違ってもそう劇的な差があるわけではありません。パワーやスピードの評価にこだわりすぎない方がいいんじゃないか、と僕は思います。
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