■シオカワは賛否両論のシビックハッチ
私が選んだのは新型シビックのハッチバック。いやー、このクルマふり返ると「否」が多めの賛否両論でした。
「でかすぎる」、「シビックはNAであるべき」、「リアバンパーのダクトデザインがダサイ(同意)」などの文字がネットや自動車誌で踊っていたのです。
実際プロトタイプに乗って思ったのは「日本のシビック」という概念を捨てるべきだなってこと。たしかにEKやEGに比べればバカみたいにデカイんだけど、それならフィットもあるじゃんと思う自分もいて。
運転すれば1.5Lターボは軽快だし、ボディもガッシリしていて足がよく動く。サーキットでハイペースで走ると腰砕けするんだけどそんなシチュエーションは公道にはないし、気になるなら少しサイド剛性の高いタイヤにすればいい。
批判的な論調が多いクルマだったけど個人的にはとっても好きな1台。タイプRではない普通のスポーツハッチバックで3ペダルを用意してきたホンダには拍手だし、車格からしたら280万440円という価格も納得しちゃいます。
ただせっかくのいいクルマなんだから、もう少しちゃんと売ってほしいな。「最初は日本で売るつもりはありませんでした」なんてホンダの人に言われちゃうと、日本のファンは冷めちゃうもの。
あれこれ書きつつ、2018年ももっと楽しいクルマが出てこないかな……、なんて思いつつ日々業務に励む編集部員なのでした。
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