皇帝アルファード/ヴェルファイア新型試乗&全方位チェック

■で、お薦めグレードは?

 アル/ヴェルらしい走りのパフォーマンスを味わうんだったらやっぱり3.5Lだ。2.5Lガソリンエンジンでも必要十分な動力性能はあるけれど、威風堂々としたあの姿にマッチした動力性能といえばやっぱりパワーアップした3.5Lを薦めたい。

 でもお高いんでしょ……と思ったら、こちらも意外とお安く463万2000円からある。

 アルファードG F7人乗りサイドリフトアップチルトシート装着車/ヴェルファイアV L7人乗りサイドリフトアップチルトシート装着車がそれ(最安グレード)だ。

 ここらへんの価格ゾーンとしてはBMW318iやベンツC180あたりとがっぷり四つ。ベンツもBMWももちろんブランド力もあって、クルマとしての仕上がりも凄いんだけど、動力性能的にはアルファード/ヴェルファイアの3.5L仕様には到底及ばない。

 むしろ4ドアサルーンだったら夏に新型に切り替わるクラウンが同門トヨタの真のライバルと言っていいかもしれない存在だ。

 このG F/V Lグレードは装備面も充実度が高く、カーナビ&オーディオはレス仕様となるものの、両側電動スライドドア、快適温熱シート付き7人乗り専用エグゼクティブシート(2列目の電動リクライニングはもちろんのこと、パワーオットマンも付く)、スマートエントリーシステムやパワーバックドアなど快適&便利装備はひととおり標準装着されている。

リアスタイルも迫力満点。混み合った駐車場でも見つけやすい
リアスタイルも迫力満点。これだけ存在感があると、混み合った駐車場でも見つけやすい

 繰り返し言ってしまうが、アル/ヴェルって車格というか、あの大きさと室内の豪華さから、とにかく高価なイメージを持っている人も多いと思うのだが、実は500万円を切る価格で3.5Lエンジン搭載モデルが狙えるのだ。

 「ちょっと気になるな」と思っていて、「でも高そうだし」と思っている方、今一度検討してはどうだろう。

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