見た目もグッド!! 女性には嬉しい装備も……
もう少し細部を見ていきましょう。ドライバーにとって、クルマが運転しやすいかどうかはもちろん重要ですが、やはり見た目にもこだわりたいもの。常識の範囲内ですが、私の職場にもフロントの一部にアルミを装着したりホイールナットのカバーを付けたりしている同僚がいます。
新型eキャンターは、ヘッドライトもテールランプも疾走感のある美しいLEDを採用しているんですね。こんなに格好いいテールランプを光らせて走っているなんて、夜の運行もとてもワクワクしてしまいそう。
そして女性ドライバーには特に嬉しい装備があります。シートヒーターとステアリングヒーターです。暖房を足中心にしていると指先が冷えてくるし、指先優先にすると足が冷えてくる……、そんな悩みを解消してくれます。
私はふだん、冬場はひざ掛けを使用しているのですが、背面のヒーターとひざ掛けがあれば、無敵になれそうです。冷え性が多い女性にとっては身体と指先を温められるこの上ない嬉しい装置です。暖房を使わなくてもすみそうなので、電力の消費を抑えられるとも聞きました。
使える電気トラック! さらに活躍の場を拡げそう
テールゲートリフターやウイングの作動も体験させてもらいました。電気トラックではこういった装備がちゃんと使えるかどうか懸念していたのですが、テールゲートリフターもウイングもまったくエンジン車とそん色ない動きで、スピーディに作動します。
配達件数が多い集配ドライバーにとって、作動が遅いと地味にストレスを感じてしまうものですが、これは嬉しいポイントだと思います。
また、電動の「ePTO」を新たに採用したおかげで、これまでと同様に各種架装が使えるようになったそう。このePTOによって、さまざまな車種に電動化の輪が広がるのではないでしょうか。
EVはまだ充電できる箇所が少なく、1回の充電で長距離走ることは叶いませんが、地場のルート配送などには最適だし、さまざまな特装車にも活躍の場を広げていくのではないかと思います。
これから会社の倉庫や車庫で充電装置を設置したりEVスタンドが増えてくれば、電気トラックかなり身近なものになってくるのではないでしょうか。環境に良いトラックに乗ることは、ドライバーにとっても、とても嬉しく誇らしいことだと思います。
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