■惜しかったのはボトムにとどまったインテリアの質感か……
だが、惜しかったのはサイズのヒエラルキーを超えると言いながら、インテリアや装備にグレードでの差があり、レクサス内でもボトムの質感にとどまっていることである。試乗したCOOLにはパワーシートやパドルシフトが装備されていない。
また、プレミアムを謳うなら、シートヒーターはもちろん、ベンチレーションシートも装備して欲しいところだ。ボンネットを開けると、ダンパーがついていないことにガッカリさせられた。
インテリアの質感と洒落っ気はDS3に遠く及ばないし、C3エアクロスSUVやT-ROCと比べると後席を割り切ったことがわかる。レクサスに期待するのは、トヨタ車では望めない上質感と走りの爽快感だ。
レクサスを名乗るなら、ボトムのクルマでも上級クラス並みに上質で快適性と安全性も高いことが価値基準のひとつになる。小さいクルマこそ投資を惜しまず、真剣に作らないとヨーロッパ勢を振り切ることはできないだろう。
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