■不便さもはねのける「ロータリーエンジン搭載」という事実
しかしそれでも、「ロータリーを積んでいる」という事実の重みは絶大だった。不便な観音開きも苦にならない。なぜってこのクルマはロータリーエンジン車だから! 神話パワーの絶大さよ。
チャージモードで一定の充電量を維持しつつの燃費は、15.2km/Lをマークした。この数字はベストに近いもので、通常なら10km/Lそこそこだろう。
今や、純ガソリン車でもそれくらいの燃費は軽く出せる。このクルマはEVとして走るのが本分で、ロータリーはあくまで補助装置であるはずだ。
しかし、クルマ好きの感性は違う。ロータリーは回らなくてもいい。積んであるだけでよかったのだ! かたじけなさに涙こぼるる。
●MX-30 R-EV(FF)主要諸元
・全長×全幅×全高:4395×1795×1595mm
・ホイールベース:2655mm
・車両重量:1780kg
・最小回転半径:5.3m
・総排気量:0.831L×1
・エンジン:水冷1ローター+モーター
・エンジン最高出力/最大トルク:72ps/11.4kgm
・モーター最高出力/最大トルク:170ps/26.5kgm
・ハイブリッド燃費(WLTCモード):15.4km/L
・充電電力使用時走行距離:107km
・価格:478万5000円
【MX-30 R-EV 車両価格】423万5000~491万7000円































コメント
コメントの使い方オーナーです。この車はBEVとして日常使用するのが基本。満充電で80~90km走れます。自宅で200Vで充電すれば5~6hrで満充電。私は職場往復が20kmなので、4日目に初めてロータリーがかかる。4日で90~100km。ロータリーは走行距離の10%程度しか回らない。燃費表示は60km以上/Lです。
遠出(800kmは走れるし給油でOK)ができるBEV。とてもいいですよ。
別にe powerの良さとか無いしなー。フルハイブリッドが作れないニッサンの言い訳だろうし。乗せられて買う消費者もどうかと思うけど。宗教的な理由でニッサン買ってるのかしら(笑)
出来損ないのEVみたいなeなんちゃらと比べたらかわいそうでしょ。
今乗ってるスイスポでも、燃料代で車両価格差を埋めるのに18万キロも走らなきゃいけない計算。技術力は認めるけど、コスパが悪いよな。
乗ってきました。予想以上に滑らかで静かでした。一方で、気になったのはパワー感の少なさと値段(コスパ)です。
記事ではノートと比較していますが、同価格帯のエクストレイルと比べると、エクストレイルの方が走りも静粛性も上です。
でも、このパワトレに未来を感じます。もう少し価格が安くなり性能も上がれば…ロータリーの可能性を未来に繋いでくれたのが、とても嬉しいです。
SUVクーペとかいうジャンルが一番要らない。
SUVなんて車体は重く空気抵抗も悪い見てくれも悪い。
室内空間の広さだけが取り柄なのに、屋根の後部が不恰好にずり下がってるせいで後部座席は天井が低く窮屈。
ナンセンス極まる。
ロータリーエンジンの熱効率云々以前に、本質的部分が駄目。
以前の記事と比べると試乗レポートでの持ち上げっぷりに笑うしかないですが
元よりMX30のユニバーサルプラットホームは実験的要素を含めて完成度が高いので、所有してる人を見ると羨ましいですね。
パーソナルユース向けで2名乗車、クーペスタイルのSUVで狭いマーケットに向けてコンセプトカー的に提供されるモデルなので、実験が終われば継続して作られる事が無い短命商品。
通常モデルにも乗って欲しい。公道での実験室として市販されたMX-30そのものが、元から良い車なんです
130kgもの増量を(低速域のみとはいえ)ネガにしないのは車体の良さゆえ。よりトルク高いEVや高馬力でも大丈夫なよう設計された特殊な生い立ちゆえです
でもこの発電ロータリーによって、専門チームが作られ駆動ロータリー復活に一歩前進したのは良かった