各自動車メーカーのナビやオーディオ関連の専用化が進み、純正以外では後付けのカメラや映像機器を追加が難しくなっている。そんなときに重宝するのが、追加モニターだ。今回ご紹介するデータシステムのスーパースリムAHDモニター「SSM-W7.0」は、用途やユーザーの都合に合わせて好きな位置に追加することができ、また幅広いカメラ規格に対応する優れものなのだ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:中里慎一郎
好きな位置に設置できる高精細な7インチモニター/スーパースリムAHDモニター(SSM-W7.0)
最近の国産車のナビやディスプレイオーディオは専用化が進み、一筋縄では外部入力端子に好きな映像を取り込めなくなってきている。また規格もHDMIなど最先端なものを採用、端子が専用設計なことも多い。さらに、後付けのカメラも高価なHDMIに対応していなければならない。たものが必要で、取り付けキットなども必要がある。
データシステムから発売されたスーパースリムAHDモニター「SSM-W7.0」は、画面サイズ7インチの車載モニターだ。その特徴は、WXGA(Wide-XGA)規格、AHD入力に対応し、高精細映像を実現した7インチ車載モニター。
ちょっと難しい用語がならんでしまっているが、ここでその内容を解説しよう。まずWXGAは解像度1280×800のスペックを表しており、これは一般的に「HD画質」と呼ばれるものだ。7インチのサイズで最新のナビに引けを取らない画質の映像ということなのだ。
次にAHD入力だが、: AHD(Analog High Definition)は、HD規格の映像をアナログに変換して従来の同軸ケーブルを用いてHD画質の映像を伝送する信号規格となっている。これによって高価なHDMI対応カメラでなくても接続することができ、余っている旧規格のカメラなども活用できるはずだ。
AHD/CVBSカメラに対応する2系統の入力端子を装備
「SSM-W7.0」は、AHD/CVBSカメラに対応する2系統の入力端子を装備する。AHDは先ほど説明したHD画質対応の入力だが、CVBSはコンポジット端子本来のSD画質の規格だ。
ここにはNTSC(480i)対応のフロントカメラ、サイドカメラ、マルチビューカメラなどの車載カメラが接続可能。さらには高画質なリア用AHDカメラSSM-C01が用意され、モニターとリアカメラのセットも販売されている。※NTSC(480i)はSD画質のコンポジット映像信号の総称。
これらの組み合わせることで、自車の周囲の安全を確認するモニターを極めて高いコスパでそろえられる。さらには、地デジ放送やDVDプレイヤーと組み合わせて楽しむこともできる。
リアカメラとミラー下のサイドカメラで視界バッチリ
2系統の入力は、好みに合わせて設定できる。今回はホンダオデッセイのデモカーに搭載されたSSM-W7.0の取材を行ったが、2系統の入力には、セット販売もされるリア用のAHDカメラ SSM-C01とオデッセイ対応のサイドカメラキットが取り付けられていた。
左サイドミラー下に取り付けられたカメラによって、運転席から死角となるなる左フェンダーの下方の視界をカバーしてくれる。左前タイヤ付近のポールや歩行者などが確認できるので安心できる。
2系統の入力は、それぞれ切り替えて全画面表示できるほか、上下や左右の分割表示も選ぶことができる。
リアカメラに関しては、「リバース連動機能」によって、バックギアと連動させることができる。バックに入れると自動的にリアカメラの映像に切り替わるのはとても便利。
また、画面の明るさ(BRIGHTNESS)、色の濃さ(COLORDENSITY)を好みに合わせて調整できる。周囲の明るさを感知して、画面輝度を自動調整する「ディマー機能」も搭載する。
気になる価格だが、SSM-W7.0 AHDモニターパッケージが 23,100円(税込)、SSM-W7.0SET AHDモニター+AHDカメラセットパッケージが36,080円(税込)となかなかのコスパだ。
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■デジタルルームミラー DRM6030 仕様・同梱内容
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