スマホで簡単に手続きできることから最近すっかり浸透してきた図柄入りナンバープレート。今回新たに5地域で独自の地方版図柄入りナンバープレートの取得が可能になり、これで73地域となった。いろいろなことがスタートする新年度、気分を変えて図柄ナンバープレートに変えてみませんか?
文:ベストカーWeb編集部/画像提供:全国自動車標板協議会
【画像ギャラリー】バラエティ豊かな図柄入りナンバーに交換で気分上々間違いなし!! (7枚)画像ギャラリー地方版図柄入りナンバープレートは全国73地域で導入
地方版図柄入りナンバープレートの交付は2018年10月1日から始まった。地域の魅力を全国に発信することを目的に、地域ごとの風景や観光資源を図柄として40の地域でスタートした。
「地域をイメージさせるデザインが選べて楽しい」と評判を呼び、第2弾として2020年5月11日に17地域が加わり、2023年10月には都道府県全域を単位とする5つの地域、秋田県、栃木県、群馬県、東京都、沖縄県と既存の地域名、さらに、いわき、那須、岡崎、堺、広島を単位とする5地域が加わった。
そして第4弾として2024年10月に十勝、日光、江戸川、安曇野、南信州の5地域の導入が決定した。
今回導入された5地域のうち十勝は北海道としては苫小牧、知床に続く3地域目となり、日光はすでに栃木県全域の図柄入りナンバーがあるため、どちらかを選べることになる。
それは江戸川も同じで東京都の共通の図柄があり、どちらかが選べる。東京都ではそのほかに世田谷、杉並、板橋、江東、葛飾の各地域に図柄入りナンバープレートがある。
また安曇野と南信州は長野県で初めての図柄入りナンバープレートで北アルプスと南アルプスをそれぞれモチーフにしている。今回導入される5地域は4月頃事前申請が開始され、5月頃交付が始まる予定だ。
ちなみに2024年末時点で地方版図柄入りナンバープレートの普及率トップ5は (1)飛鳥8.53% (2)富士山(山梨)5.93% (3)出雲5.56% (4)弘前5.02% (5)松戸5.00%となっており、朱雀が羽ばたく様子をモチーフにした飛鳥ナンバーがダントツ1位だ。また人気の富士山ナンバーだが、静岡県版と山梨版でデザインが違うのも面白い。
全国版は2つ。大阪・関西万博特別仕様と47都道府県の花をモチーフにした図柄入りナンバープレート
2025年4月13日の開幕が待ち遠しい大阪・関西万博を記念した特別な全国版ナンバープレートが現在交付中だ。交付期間は2025年12月26日までで、公式キャラクターの「ミャクミャク」がモチーフとして使われているのが特徴だ。
もうひとつ「~元気の花を日本中に咲かせよう!~」というフレーズのもとデザインされたのが47都道府県のお花をモチーフとした全国版図柄入りナンバープレート。こちらも全国共通のデザインとなり、どの地域でも申し込むことができ、交付期間は2027年4月30日までとなる。
地方版が当該地域以外からの申し込みができないのに対し、全国版の2つはどこからでも申し込みができる。今後2027年横浜で開催される国際園芸博を記念したナンバープレートの導入が予定されている。
補足として図柄入りナンバープレート地方版、全国版ともに1000円以上の寄付によってカラー版となり、寄付がない場合はモノトーンとなる。寄付金は導入地域における地域交通のサービス改善や観光振興などに使われる。
また希望ナンバーももちろん取得できるが、軽自動車は黄色の縁取り、事業用ナンバーは緑の縁取りがあることや二輪車や事業用の軽自動車は対象外で自光式はないことなどを知っておこう。
地方版、全国版ともにWebから手軽に図柄ナンバープレートに変更の申し込みができる。新車時に関わらず、いつでも今のナンバープレートの登録番号を変更することなく交換できる。
申込から交付には約2週間かかり、交付料金は地域や図柄によって違うが地方版の登録車用が前後2枚セットで7380~9100円、地方版の軽自動車用が2枚セットで7440~10010円となっている。
最後に乗り換えや廃車などで使わなくなった図柄ナンバープレートは不正使用防止のため穴があけられるが、手元に保存することができるから、愛車の思い出の一つになるはずだ。
もうすぐ新生活が始まるというドライバーの方も多いと思いますが、自分の地域がどんな図柄入りナンバープレートを採用しているのか確認し、もし気に入れば図柄入りナンバープレートに交換して気分も変えてみませんか。
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コメント
コメントの使い方飛鳥ナンバーの図柄はクジャクでは無く、天の四方の方角を司る霊獣である南の朱雀です。