気になるオートウェイのタイヤを金メダリスト清水宏保が試乗する連載「滑らないテストドライブ」がスタート!第一回は英国ブランドのDAVANTI(ダヴァンティ)をチョイス。静粛性に優れたコンフォートタイヤという触れ込みだが、真価はいかに?
文:清水宏保/写真:森山良雄/提供:オートウェイ
【画像ギャラリー】金メダリスト清水宏保の北海道ドライブ!オートウェイおすすめの英国生まれタイヤをインプレッション!(8枚)画像ギャラリー清水宏保さん登場!ベストカーチャンネルには初!
清水宏保です。ベストカーの読者の皆様、お久しぶりです。今冬まで何回かオートウェイのタイヤを試乗しレポートしたいと思います。
そもそもボクはオートウェイタイヤのユーザーで、昨年の冬にスタックしたクルマを、牽引ロープで引っ張り脱出させたことが、ちょっとした話題になりましたが、その時愛車ジムニーシエラに装着していたのがオートウェイで買ったナンカンのスタッドレスタイヤ、AW-1だったのです。
だから、オートウェイのサマータイヤのほうはどうなんだろう? と気になっていたので今回のダヴァンティタイヤの試乗を楽しみにしていました。
ダヴァンティとは?
ダヴァンティは英国のブランド。アジアンタイヤとはいえ、欧州基準の開発が行われていて、英国の自動車試験機関TREADで横並び比較テストをうけ、ライバルに比べ高い評価を受けている。
今回紹介するECOURA(エコウラ)HP1は静粛性やロングライフが期待できるコンフォートタイヤだ。なお、ダヴァンティはイングランドサッカーのプレミアリーグの古豪、エバートンの公式スポンサーになっており、英国ではよく知られたタイヤだ。
DAVANTI ECOURA HP1を試す!
装着するのはECOURA(エコウラ)HP1というコンフォートタイヤ。205/55R16サイズを装着したのはアウディのA3セダンです。1.5Lターボに48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせたプレミアムコンパクトとダヴァンティとの相性はどうなのか? 想い出のスケートリンクがある真駒内公園からスタートです。
乗り始めから印象的なのは転がり抵抗のよさ。それでいてグリップ感もあるので、ドイツ車らしいシャキッとした乗り心地をスポイルしていません。
実は5月の北海道の路面はとても荒れています。冬場に凍った路面はアスファルトを隆起させ、ところどころ穴やひび割れができ、この時期はその補修が間に合わないからです。
そんなデコボコした路面でも、乗り心地がよく、ステアリングが取られてしまうということもありません。もちろんクルマがアウディということもありますが、シャキッとした乗り心地に加え、よりコンフォートな乗り味になっていて、とても快適でした。
ボクの実家は帯広にあり、住んでいる札幌から約200㎞の距離をひと月に何度か往復することがあります。そのイメージが頭にあるので、高速道路を走った時の印象は、間違いなくこれまでほかのタイヤで走った時よりも、エコウラのほうがリラックスして走れるように思いました。
ではブレーキをかけた時の安定性や安心感はどうでしょう。実は北海道の幹線道路に中央分離帯はありません。追い越し車線を走っていると、右折のためにウインカーを出して止まるクルマに出くわします。
当然ブレーキをかけ、ステアリングを左に切って回避するのですが、空いている道ではけっこうなスピードのため、スラロームに近い操作になることもあります。今回も何回かそんなシチュエーションになりましたが、しっかりと減速でき、ステアリングの応答性もリニアなものでした。
これで1本8740円(取材時)とは驚きのコスパです。北海道では1年に1万㎞以上走るユーザーは珍しくありません。そう考えると2~3年しっかり走ってダヴァンティのエコウラのようなタイヤに積極的に替えていく方が安心で安全だと思います。
気になる燃費も250㎞ほど一般道、高速道路を走って15.6㎞/Lでした。WLTCモード燃費が18.3km/Lなので経済性も満足のいくものでした。
第一回から、なかなかいいタイヤに巡り合え、次回の試乗も楽しみになってきました。













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