1979年に登場したスズキ アルトも46年の歳月を経て、すでに9代目。2025年には一部改良が発表されたけど、わずかに変化しただけかな……? と思いきや何気に重要なポイントを抑えた変更だったんです! さすがスズキのいぶし銀! そんな新しいアルトをYouTuberの井口華音さんが語ってくれたぞ!
文:井口華音/写真:奥隅圭之
「今日も私のごきげんは、このコから始まる。
乗るたびテンションが上がるし、街でもちょこんと映えてくれる。 冷え込む朝には、シートがじんわり体を包んでくれて、「あ~、好き……」ってなる。女子は「カワイイ」「コスパ」「使いやすい」にはめっぽう敏感。
その全部にピタッとハマるのが、2025年にマイナーチェンジしたばかりの新型アルトだ。デビューから半年。自称・今どき女子の私が実際に乗ってみて感じた、「こんなの欲しかった!」が詰まった推しポイント、本音でぶつけてくぞ!
真っ先に語りたいのは、フロントフェイスの「目」だ。先代アルトの角ばった“塩顔”からガラリと変わり、今作はスクエア感を残しつつも、ぱっちりと丸みのあるヘッドライトに進化している。キリッとした中に優しさがあるこの感じ、まさに”愛嬌ある美人”ってやつ!
何より女子がメイクで一番力を入れるのも目元。カラコン、マスカラ、涙袋……車の“顔”も、目元が命だ! ちなみに、ヘッドライトは全車LEDではないものの、HYBRID XにはLEDポジションランプ付きで選べるのが嬉しい。
次に誰も気にかけたことがないだろう「ほっぺ」だ。ヘッドライトの下にさりげなくふくらんだ部分である。これが実車で見ると想像以上に「ぷにっ」として見える。光の当たり方によって陰影がついて、カクカクしていた前モデルよりもぐっと柔らかく、親しみやすい印象に。無機質な車に、ちょっとした人間味と親しみをプラスしてくるセンス、ブラボー!
実用的な装備もバッチリ!
さらに「おっ」となったのが、ほぼ全グレードに標準装備されているシートヒーターだ。HYBRID X、HYBRID S、L、A(4WD)と、主要なグレードにはしっかり装備されている。冬の寒さで車に乗るのが億劫になる朝、じんわり温かくなるあの感じはありがたい。しかも、助手席にもついているのがポイント高いぞ。
そして、HYBRID Xに標準装備されているヘッドアップディスプレイ(HUD)だ。エンジンをかけると、ダッシュボードから透過型プレートがせり出し、ステレオカメラで検知した速度や標識情報が、フルカラーでHUDに映し出される。
「この道、今って何キロ制限?」と一瞬迷ったときでも、前を見たまますぐに確認できるから、安心感が段違いだ。これまでなら上級モデルや高級車でしか見られなかった装備が、ついに軽自動車にも搭載されるようになったのには正直、感動した。これはもう、小さな革命だ!
他には、デニム調ファブリックとこげ茶のサイドが組み合わされたシートだ。デニムはもともと親しみやすさやカジュアルさの象徴。そこに落ち着いたトーンのこげ茶が加わることで、若々しさの中にも品が生まれている。
乗り心地もちょうどいい!
また、見た目だけじゃなく、座り心地もしっかりイイ感じだ。高級なシートってわけじゃないが、背中とお尻にじんわり馴染んでくる感じで、やわらかすぎず硬すぎずのちょうどいいバランス。長く座っていても疲れにくいのがありがたい。
街乗りでも、コンビニ寄ったあとでも、ついもうちょっと座っていたくなるような、そんな“ちょうどよさ”がある。
そして最後のキュンポイントが、フロアマットにさりげなくあしらわれた“ALTO”のロゴ。レザー調のタグが貼りつけられていて、このちょっとした“おしゃれ感”がじわじわ効いてくる。わざとらしくないのに、ちゃんと所有感をくすぐってくれるあたり、ツボを完全に押さえている。
わかってるな~、スズキ!


























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