これがホントに市販車か!? 思わず笑顔に!
さて、いよいよエンジンに手が入っている「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」に乗り込む。同じようにアクセルを踏み込むとそこには全く別の世界が待っていた。クラッチをつないだ瞬間、無駄なく力が伝わる感じと、その後に来る加速感が超気持ちいい。
ノーマルエンジン以上に出足から顔がほころんで、さらにその先の加速感が伸びていくフィーリング‥ピストン変更や低粘度エンジンオイルによるレスポンスの良さと、スロットルの応答性を変更したことによる恩恵を10メートルで体感する。排気音も気持ちよくて、これはもう別物のエンジン( ´艸`)。
金額的にも総額800万円を超えるこのスペシャルロードスター購入者には、ポルシェなどヨーロッパ車に乗っていて、初めてロードスターを買ったという方が何人もいたが、そういった世界一流のスポーツカーのオーナーも、顔がにやける事が想像できる。
こんなの市販車じゃない。レーシングエンジンそのものというか、マツダのスーパー耐久参戦車両みたいなイメージってカタログに書いてある通りじゃないか(笑)!
変な形(笑)のエアロが効いてる! ブレーキが素晴らしい!
続いて「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 」の真骨頂であるコーナリングだ。パワステのアシスト量を変更して、オプションのハイグリップタイヤと対応スピード域を上げてあるので、今までのように重くなったりせず、フィーリングが変わらないことを確認しながら、時速130キロ以上でステアリングを切っていくと……穏やかに反応しながら向きを変えていく。
ここでいつもならリアが滑り出すイメージのところで踏ん張っていて、さらにそこからのアクセルコントロールがパワーのない1500ccエンジン車だと、あまり動かないのだが、力のある2000ccだとかなり違う。
踏んだ分だけ加速するし、姿勢も変わるし、ノーマルからスピ―ド域を50%アップした領域での人馬一体感って感じだ。又オプションの機械式LSDも効いてる。曲がりだしのプッシュアンダーはなく、リアに過重が乗ってからの反応は素晴らしい。
この辺り、LSDがトルセンで柔らかい脚のノーマル・ロードスターとは大きく違うところで、いきなり内側後輪のグリップ感がなくなることもなく、安心して高速コーナリングを試せる。ただし、よくある後付けの機械式LSDのような(西沢のロードスターの競技用LSDはコンビニの駐車で後ろから押してガクガクしちゃう)荒っぽさはなく、あくまでスマート。
絶妙のバランス こんなに楽しいの久しぶり!?
またエアロが効いていて、時速100キロ以上のスピードが出ていたらフロントのリップ、リアのスポイラーが適度なバランスで曲がり滑りを止めている。後付けの大きなウイングだと、ちょうどいいスピード域が限定されるのに対し、ものすごくオールマイティな感じに思えるぞ。
この前後バランスのとり方がメーカー製って感じの完成度だね。最後にブレーキがいい。フロントにブレンボのでっかいキャリパーが付いているが、リアも強化してあり、その絶妙なバランスは、真っすぐの強いブレーキから少し踏力を抜けばフロントの荷重が減り、205/45R17のハイグリップタイヤのコーナリングパワーを使い切ることができる。
前に少し荷重が欲しい時も、ブレーキペダルに触れた程度のコントロール性がよく、どれもこれも人馬一体感の極みといった趣だ。それをまとめているのがビルシュタインの専用車高調整式ダンパー。街中ではガクガクしない程度の硬さだが、サーキットでは粘るイメージで、これも絶妙。自分の好きな車高で走りをチューニングできるなんて、楽しいぞ。
西沢のところにも12Rがきたら、峠で車高をいじって走るなんていいかもしれない。そんな楽しみ方、何年ぶりだろうかww
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