ディーラーメカニックがDGRの一員として最低1年間みっちり学ぶ
DGRのユニークなところはディーラーメカニック(販売会社から出向)を一員として受け入れ、本社の社員と分け隔てなく活動していることだ。彼らは最低1年モータースポーツの現場を体験し、先輩たちから安全を担保しながらどう整備するかや、短時間で効率的にクルマを整備できる術(すべ)を学んでいく。
現在は3人のディーラーメカニックがDGRで活動している。高知ダイハツ販売株式会社の上元翔太さん、静岡ダイハツ販売株式会社の縣航さん、神奈川ダイハツ販売株式会社の遠藤春人さんの3名だ。
4月にDGRに派遣されて約半年が経ち、「少し落ち着きました」と口を揃える彼らだが、5月の世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2026では45分のサービスでコペンのロアアームとナックル、さらにドライブシャフトを交換するという「かつてない経験」をし、あらかじめ整備をメージしておくこととチームワークの重要性を学んだという。
指導にあたる小倉康則メカニックリーダーは「整備しながら『こういう部品があれば耐久性が上がるのではないか』といったエンジニア目線が生まれるといいと思います」と教えてくれた。
言われたことをやるだけではなく、もう一歩進んで「もっといいクルマづくり」を考えられるメカニックに成長してほしいということだろう。
DGRがモータースポーツ活動に力を入れていけば、GRがGRガレージを作り、メカニックやサービスを強化したように、販売会社のサービススタッフも「もっといいクルマづくり」を学んでいこうとなるだろう。
そう考えると販売会社がサービススタッフをDGRへ出向させることは、大きな意味があるように思う。
ファン代表のベストカーがDGRに期待すること
ダイハツといえばコペン。次期コペンをどうするのか? ダイハツ社内でもさまざまな意見があり、プランが練られているという。
ファン代表としてベストカーがお願いしたいのは、コペンの市販化に向け、DGRがクルマを鍛え上げていくストーリーを見せてほしいということだ。
カモフラージュのラッピングでニュルブルクリンクを走ったり、スーパー耐久シリーズに出場したり、大黒PAで目撃されたり、そんなストーリーを見てみたい。
小さなスタートでも夢はいっぱい! 新生DGRの活動を追っていきたい。
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