せっかくスポーツカーを買ったのになかなかその性能を発揮できない……。そう思うユーザーも多いはず。
そこで出番となるのがサーキットでの走行会。でもいきなりサーキット走行するのは不安だったり、走行枠の合間になにをすべきか、なんて心配事もたくさんあるのでは?
そんな敷居の高そうなサーキット走行会を、安全に楽しく演出してくれる走行会があります。10月4日(水)に富士スピードウェイで開催された「NAPAC(ナパック)走行会」を、ベストカーWeb特派員がレポートしよう!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:塩川雅人
■走行前の“居残り座学レッスン”で初心者も安心
ベストカーアンバサダーとしてお声がけをして、今回NAPAC走行会を走ってくれたのはベストカーの熱烈な読者のFさん。愛車はNBロードスターで運転もクルマも大好きな30代の好青年だ。優しい奥さまの支えもあって、ロードスターにロールバーを入れるなどサーキット走行への準備もしている。
実は以前、筑波サーキットでの走行経験はあるものの、富士スピードウェイは初めて。しかも人生2回目ということで心臓バクバクでパドックに登場。サーキットは何十回も走っている担当も、初心を思いだしておりました。
NAPAC走行会は2時間コース3万9000円(早割3万6000円)、1時間コース2万1000円(早割1万9000円)の走行会。スーパーGTなどもおこなわれるアジア屈指のサーキットを自分の愛車で思いっきり走れるならお買い得だ。
そんなFさん、受付を済ますとさっそくドライバーズ・ミーティングに参加。「ドラミ」なんて言われるこのミーティングは走行するドライバーは絶対参加の大事なもの。
当日は錚々たるプロドライバーからコースの注意事項、走行時のフラッグの意味などを説明を受けました。Fさんの聞き入る姿は真剣その物。
走行会の参加者は全体的に初心者が多めだったが、NAPAC走行会のいいところは初心者への思いやりがとってもアツいところ。
全体へのミーティングが終わった後には、なんとスーパーGTやスーパー耐久で活躍する名ドライバーが初心者対象に「居残り座学レッスン」をしてくれる。
特に当日は雨上がりの難しいコンディションだったが、山田英二選手や谷口信輝選手のアドバイスで不安は払拭できたようだ!! Fさんはストレートエンドの「距離看板」でのブレーキングが参考になったとのこと。
「ドラミ」が終わったらゼッケンを貼り、各部の点検を済ませていよいよコースイン!! 全長1.5kmのストレートをFさんはいかに走り抜けるのか!! 見ているこちらもドキドキの走行会が始まりました。
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