■見る角度で表情を変えるこだわりのカラー
この『ジルドーン』で注目すべき点はデザインだけではない。こだわりはカラーにもあるのだ。
今回ジルドーンに設定されている基本となるカラーは、「SBC-P(SBCポリッシュ)」「SBK-P(セピアブラックポリッシュ)」、フラッグシップの証ともいえる「D-CRM(デザインクローム)」、天面切削部分をブラッシュド加工した「BKBF/BR 2C(ブラック&バフ/ブラッシュド 2トーンクリア)」。さらにペイントカラーとして「BRM-P(ボルドーレッドメタリック)」の5色がある。
「デザインクローム」は他社にあまりない仕様であるととともに、クロームメッキ仕様にこだわりを持たれているユーザーさんも多く、そういった方がクレンツェを選択肢としてご検討頂いているため設定しているという。
そして「ブラック&バフ/ブラッシュド」は、実はシンプルに見えるが、最初にすべて真っ黒に塗装したあと、あえて天面の磨き跡を残してメカニカル感やメタル感をもたせる「ブラッシュド」と言われる加工を施している。さらにその磨きをかけた部分には、黒みがかったクリアを吹いているという。
この黒みがかったクリアは、5段階くらい細かく違う色味を調整してトライした結果、商品化した色味が最もピタリとくるものだったそうだ。
さらに光っているリムとのつなぎ目部分は、人間が手で磨いて仕上げており、非常に手間がかかっている。そのため、どうしても価格は高めになってしまうというが、実物を見るとそれも納得のクオリティの高さを感じることができる。
そして、ペイントカラーで新たな挑戦だったという「ボルドーレッドメタリック」。
ダークレッドを採用しているが、光の当たる面は明るめの赤に見え、縦の光の当たらない部分は黒に近い落ち方をするので、ホイールの角度によってその表情が常に変わる個性を持っている。
こういうのもなんではあるが、写真だけではこの色合いのよさはお伝えしきれないため、ぜひ一度実物を見ることをお勧めしたい。
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